JOBS お仕事紹介

介護職は、高齢者や障がいをお持ちの方の日常生活の自立を支援する、介護サービスの中心を担うお仕事です。利用者様の食事をはじめ、入浴、排せつ、衣服の着脱、移動といった生活全般の介助から、日誌の作成、各種福祉機器の管理、看護業務の補助、掃除に至るまで、その業務内容は多岐にわたります。そのほか散歩やお買い物の援助に加えて、お誕生会やお花見といったさまざまな行事・レクリエーションを担当することも。利用者様のご要望やお体の調子をもっとも把握しやすいポジションでもあるので、他職種を含めた周囲の職員との連携が求められます。

相談員は、利用者様とサービス提供者・行政機関との間を取り持つ、いわば橋渡し役です。まずは利用者様から苦情や不満等のヒアリングを行い、そのうえでご本人様への助言や事業者側との意見交換を行います。見つかった課題のありかを提示し、サービスの質の改善に努めるのが相談員としての大きな役割です。また、行政機関の関与が必要な場合には、市町村の事務局を通じて適切な対応策を講じます。

筋力向上トレーニング・転倒予防・低栄養予防・口腔機能向上などの指導を通じて、利用者様が自立できる生活習慣を確立します。利用者様一人ひとりの身体機能をじゅうぶんに活かしつつ、いつまでも健康で豊かな人生が送れるように支援を行います。

管理者や訪問介護員と協力しながら、利用者様の意向をくみ取ったサービスプランを考案するのが、サービス提供責任者の役割。さらには、訪問介護員にサービスの提供の仕方を説明し、必要であればサービス内容の変更を行うなど、訪問介護の「要」を担います。円滑なサービス提供のために、利用者様やケアマネージャーとの調整、サービス提供後の利用者様の状態把握、質の評価や訪問介護員への研修など、幅広い業務を担当します。

登録ヘルパーとは、ヘルパーとして訪問介護事業所に登録し、訪問先が見つかれば仕事を開始する、訪問介護ヘルパーの雇用形態の一種。出勤する曜日や時間帯、活動地域が個人の希望で決められるため、家事で忙しい主婦層にも人気の働き方です。主な業務内容としては、生活援助や身体介護などがあります。利用者様ご自身へ「どのような生活を送りたいのか」といったヒアリングをしっかりと行うことが大切です。ヘルパーやコーディネーター、ケアマネージャーと協力し、利用者様やご家族様と話しあいながら、サービスの内容を決定します。

正式名称は、「介護支援専門員」といいます。介護保険法のもと、要支援・要介護認定を受けた方からの相談を受け、居宅サービス計画（ケアプラン）を作成し、ほかの介護サービス事業者との連絡・調整役を担います。

事業所や地域包括支援センターにて、サービスを提供する者との連絡・調整、他のケアマネジャーに対する助言・指導、事業所における人事・経営管理などを担当します。いわば、指導的な立場を担うケアマネジャーのことです。

社会福祉士は、いわゆる「ソーシャルワーカー」と呼ばれる社会福祉専門職の国家資格です。精神的・身体的・経済的なハンディキャップのある方から相談を受け、スムーズな日常生活を送るための援助や、お困りごとを解決するための支援を行います。また、他分野の専門職と連携して包括的に支援を進めたり、社会資源を開発したりする役割も求められます。少子高齢社会が進み、さまざまな福祉的課題が注目される現在、社会福祉士への期待はいっそう高まっています。

保健師は、人々が抱える健康問題の背景にある社会的な課題を察知し、その原因を探索して根本的な解決を図る、いわば地域社会を看護する仕事です。乳幼児や高齢者、病気や障がいを抱える方など、あらゆる人々が健康的な生活を送るための社会的な基盤を、その地域の人たちと一緒につくり上げます。具体的には、対象となる個人や家族への家庭訪問や健康相談、集団への健診・検診や健康教育、地区組織の育成といった地区活動を行います。そのような活動を通して、住民や組織同士がつながり、地域に根ざした信頼やネットワークなどの社会関係を築く、ソーシャルキャピタルの醸成を図る役割も担っています。

地域包括支援センターにて、要支援の認定を受けた方が介護予防サービスを適切に利用できるように、予防給付に関するケアマネジメント業務を行います。ケアマネジャー・保健師・社会福祉士のいずれかの資格を有する方であれば、従事することが可能です。

医師からの指示のもと、利用者様の診療を補助したり、快適な入院生活を過ごしていただくための日常生活の援助を行ったりします。医療行為が行いやすい環境をつくることも大事な役割です。またご利用者様と接する機会も多いため、心身両面へのサポートが求められます。

一般的に、PT（Physical Therapist）と呼ばれる理学療法士。けがや病気などで身体に障がいを持つ方や、障がいの発症が予見される方に対して、自立した日常生活が送れるように支援を行う医学的リハビリテーションの専門職です。運動療法や物理療法（温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの）などを用いて、基本動作能力（座る、立つ、歩くなど）の回復や維持、および悪化の予防を行います。治療や支援内容の作成にあたっては、理学療法士が対象者一人ひとりに対して、医学的･社会的な視点から身体能力や生活環境などをじゅうぶんに考慮したうえで、それぞれの目標に向けて適切なプログラムを組み立てます。

作業療法士は、人間が生きていくうえでの作業活動を理解・分析し、入浴や摂食などの日常的な動作から職場への復帰に至るまで、幅広く支援を行う職種です。障がいをお持ちの方に対して、自立生活の援助を通じて、潤いのある暮らしづくりを積極的にサポートします。手工芸、絵画、音楽、生活動作訓練などの作業療法を用いて、利用者様の自立や社会復帰を後押しします。

「柔道整復」とは、日本古来の武道である柔道を起源に、西洋医学を取り入れながら発展した治療法のひとつです。打撲・ねんざ・脱臼・つき指・骨折などのケガを、手技によって治療します。薬の使用や手術は行わず、人間の持つ自然治癒力を最大限に生かして回復させるのが特徴です。また、柔道整復を実施するうえで大切なのは、単にけがを治すだけではなく、一人ひとりの患者様の心身と向きあうことです。肉体だけでなく心までケアができる柔道整復は、現代社会で生きる人々にとって大きな効力が期待される医術と言えるでしょう。

介護保険を適用して福祉用具を利用される方向けに、利用者様ご本人やご家族様のご要望に応じて、適切な福祉用具の選定や使い方を提案する専門職です。福祉用具の種類としては、車椅子・介護用特殊ベッド・入浴用のリフトなどがあります。選定の際には、介護を受ける側と介護を行う側、双方のニーズに合った的確なアドバイスが必要です。また福祉用具は、利用者様の身体・精神状態の変化に合わせた調整が不可欠のため、定期的なご自宅への訪問や利用状況の調査を行い、適切な利用のためのお手伝いをすることも重要な役割です。

保育園での生活を通じて、基本的な生活習慣や集団生活の大切さを身につけるための指導を担います。まる一日間、園児と一緒に過ごすことも少なくないため、一人ひとりの成長に及ぼす影響を強く自覚しておく必要があります。「なぜいけないのか？」「そういうことをしたら相手はどう思うだろうか？」といった考え方の部分から、ていねいに指導を行います。

直接的な介護は行わないものの、各職種の業務やご利用者様との関係性を理解し、職員が働きやすいようにサポートを行います。具体的には、一般事務、来客・電話対応、金銭出納、文章の作成・発信等、書類管理、請求関係などの業務を担当します。

障がい児通所支援事業所で、子どもの発達支援に携わる業務です。自動の個別計画に則った療育・記録・評価などを行います。

ST（Speech Therapist）とも呼ばれる、言語聴覚士。病気や事故の後遺症による障がい、あるいは先天的な障がいによって、話す・聞く・理解する・食べるといった行為に何らかの不具合をお持ちの方に、検査および訓練や助言を行います。言語聴覚障がいに加え、医学や歯科学、心理学にも精通し、聴力や音声機能、言語機能、摂食や嚥下障害の問題にも、リハビリテーションの専門として対応します。1997年に国家資格に認定された、比較的新しい専門職です。