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利用者様のすべてからヒントを導き出し、最適な機能訓練を提供できる理学療法士に。

リハbyデイ深江北

理学療法士

K・Mさん

2010年 入職

  • 利用者様とのコミュニケーションのすべてが、機能改善のヒントになります。

    リハビリ特化型デイサービス リハbyデイ深江北にて、理学療法士を務めています。施設に通われる利用者様のご年齢は40代から90代までと、非常に幅広いのが特徴です。利用者様が抱えられているご病気や体の不調の原因は、「お酒が好き」「頻繁に正座をしていた」など、これまでの生活習慣に根ざしているケースが多いもの。そのため、積極的な会話を通じて、少しでも機能改善の糸口をつかむことを心がけています。ご家族の話や昨日のお食事など、たわいもない内容がほとんどですが、楽しくお喋りしつつ情報収集を意識しています。

  • 理学療法士としての一番の喜びは、自らの提案が利用者様の回復につながること。

    以前、脳梗塞の影響で両肩が上がらなくなってしまった女性の利用者様がいらっしゃいました。私のこれまでの理学療法士としての知見から、肩甲骨の動作を再学習させる機械を使うことで回復が見込めるのではと思い、利用者様に試していただくことに。その2日後のことです。不意に「先生!」と呼びかけられた方を振り向くと、両腕を上げてバンザイのポーズを取る利用者様のお姿が。そのうれしそうな様子を、これまたうれしそうに見守る職員たちの様子に、「回復の兆しを見逃さなくてよかった」と、しみじみと感じた出来事でした。

  • 気軽に意見を交わせるからこそ、利用者様を喜ばせられるアイデアが生まれる。

    当施設には、職員同士が意見を提案しやすい雰囲気があります。たとえば、体力測定の様子を写真に収めて、それを利用者様にお渡しするという取り組みは、私が提案したアイデア。測定結果を記載した書類だけでなく、改善の具合がひと目でわかる写真をお渡しした方が、ご家族様にもご覧いただきやすいのでは、という思いから始まりました。また普段は写真を撮影する機会が少ないからか、利用者様にも非常に好評です。利用者様に喜んでいただくのはもちろん、職員も楽しいと思える取り組みを、さらに増やしていけたらと思います。

Question

先輩に質問

  • 仕事にあたって、心がけていることはなんですか?

    利用者様の様子に何か違和感を覚えたら、すかさず周囲の職員に共有しています。自分ひとりの判断には限界があるので、複眼的な意見を得ることがとても大切です。少しの異変が危険につながることもあるだけに、どんなに些細なことであっても周知を徹底しています。

  • 入職当初の印象はいかがでしたか?

    とにかく先輩たちの能力の高さに圧倒されましたね。初めは落ち込みもしましたが、勉強会を開催してくれたり、相談に付き合ってくれたりと、厳しいなかにも優しさがありました。「一生懸命やらないとかっこ悪い」という姿勢が身についたのも、先輩たちのおかげです。

  • 今後の目標を教えてください。

    デイサービスを卒業できる利用者様を増やすことです。施設でリハビリを学び、自宅で運動を継続することで、実際に当施設を巣立れた方もいらっしゃいます。決して簡単なことではありませんが、自分の「永遠の課題」として、ひた向きに取り組んでいきたいと思います。

Schedule

一日のスケジュール

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Schedule

一日のスケジュール

  • 9:00
    出勤・体調確認・リハビリ介助
    利用者様の体調確認を行い、運動を開始。介助を行いながら、利用者様の当日の状態を見て、提供するリハビリの内容を調整します。
  • 13:00
    リハビリ介助
    午後の部が開始。マシンを利用する際に、お尻が浮いたり背中が反ったりすると、体の余計な部分に負荷がかかってしまうので、効果的な動作ができているか利用者様を注意深く見ることも大切です。
  • 16:30
    帰りの準備のお手伝い・清掃
    その日のプログラムが終了。利用者様が帰宅されるので、お忘れ物がないかどうか確認するなど、帰りの準備を手伝います。その後は、フロアの清掃を行います。
  • 16:45
    ミーティング
    デイサービスの職員全体で、当日の業務の振り返りや、利用者様についての申し送りを行います。
  • 17:00
    メール・書類作成
    ヘルパーやケアマネージャーなど他職種の職員にメールを送り、当日の利用者様の情報を共有します。また、利用者様の計画書の作成も行います。
  • 17:30
    退勤
    書類の作成を終え、退勤します。今日もお疲れさまでした。

Profile

プロフィール

リハbyデイ深江北

理学療法士

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K・Mさん

2010年 入職

介護形態の多様さに惹かれ、中途採用で慶生会へ。訪問リハビリを経て、リハbyデイ深江北のオープニングスタッフとして立ち上げから携わる。理学療法士歴は20年以上。「施設を卒業できる方をひとりでも多く増やしたい」との思いで、日々利用者様と向きあっている。

取材日:2021年2月

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