恵比寿店 元サンドイッチアーティスト
奥田 翔子さん
陸の上でも空の上でもお客様の心に残るサービスを
奥田 翔子さん
陸の上でも空の上でもお客様の心に残るサービスを
私が恵比寿店でアルバイトを始めたのは大学2年生の頃。仲の良い友人が誘ってくれたことがきっかけでした。大学から近くて通いやすかったので、平日の授業終わりはほとんどシフトに入っていましたね。しばらく休んでいると「最近、顔見なかったね」なんて、常連さんが気にかけてくださるくらいでしたから。
職場仲間は大学生や20代の若い世代が多く、仕事以外でもよく会話が盛り上がっていたのを覚えています。なかでも恵比寿ならではだったのが、多国籍なメンバーが多かったこと。中国、韓国、インドネシアなどインターナショナルなスタッフと一緒に働き、その熱心な姿から「私ももっと頑張らなきゃ!」と刺激を受けていました。仲間との交流を通して様々な文化や語学に触れられたのは、とても貴重な経験だったと思います。
サブウェイで働く魅力は、お客様との会話の量が多いことだと思います。サンドイッチのオーダーを聞いてから、レジでお会計をするまで約3分間。ファストフードではめずらしいくらい長い接客時間です。初めて来店される方、何度かご来店された方、顔なじみの常連さん・・・など、お客様に応じて考えながらコミュニケーションがとれるので、人と話すことが好きな私にとってサブウェイは楽しい空間でした。自分が知っているオススメのカスタマイズを紹介したり、逆にお客様から教えていただいたりなんてこともよくありましたね。
もちろん最初の頃は、サンドイッチを作るので精一杯。でも次第に気持ちに余裕が生まれ、お客様からの「ありがとう」に嬉しさを感じられるようになり、率先して声をかけられるようになりました。お客様の笑顔やお褒めの言葉、そうしたリアクションが見えやすいのがサブウェイの良さであり、私のやりがいでしたね。
大学卒業後、私はANA(全日本空輸株式会社)で客室乗務員として働いています。サブウェイで人と喜びを共有する楽しさを知り、それがこの道へ進む後押しとなりました。面接では、サブウェイで磨かれた“話す力”が活かせたと思います。とくに意識をしたのは、面接官としてではなく“ひとりの人と会話をする”こと。一緒に働きたいと感じてもらうためには、第一に円滑な意思疎通が重要だと思ったからです。
決め細やかなサービスが求められる客室乗務の仕事において、サブウェイで培った仕事観は今も私の根底にあります。それは、本来の目的を満すだけに留まらない、お客様の心に残る“+α”のサービス提供。周りにアンテナを張り、お客様のニーズをいち早く掴み、行動を起こすことは、サブウェイで働いていたときから大切にしていました。お客様にまたご利用いただきたい、その想いはANAでも同じです。心が晴れやかになる気持ちの良い接客を、変わらず心がけています!
お客様に喜んでいただきたいという想いがあれば、どんな方でもサブウェイで輝くことができます。私も最初はできるか不安でしたが、店長・先輩方に優しく教えいただいたおかげで楽しく働くことができました。
チームワークで忙しい時間を乗り切ったり、常連のお客様からの応援の言葉をもらったり、サンドイッチづくりの全国大会「サブジャマー」に出場したり、語りきれないほどの思い出があります。こうして大学時代の3年間、ずっとサブウェイを続けてきたことは私にとってかけがえのない自信であり、すべてが今につながっていると思います。