災い転じて福と成す。
介護の世界へ転身するきっかけは
勤めていた会社の倒産だった。
看護小規模多機能型居宅介護
正社員
2010年12月
前田誠
社員インタビュー
Prologue
約10年前、経験ゼロの前田が転職先に介護を選んだのは「これから必ず必要度が高まる仕事に違いない」という先見の明だった。資格取得のための現場実習に出向いた彼は、仕事の一環として淡々と取り組む他社と、本当に「温かい」気持ちで取り組むミモザとの温度差に驚くことになる。
自動車関連業界から介護業界へ、働き盛りで迎えた転機
長らく自動車関連の業界にいたのですが、10年ほど前に当時在籍していた自動車用品メーカーが倒産しましてね。世界同時不況の後、自動車の関連業界全体の今後が不透明になりつつある中での倒産でしたので、年齢も40代になったばかりということもあり、これは別の業界へ移る好機と捉えるべきだと考えました。ずっと営業畑でしたので、ハローワークへ出向いたときも当初は営業職を探していたのですが、ある日、求職者支援制度の一環として資格取得補助があることを知ったのです。これからは今まで全く係わりのなかった業界で働くのですから、確かに資格はあるに越したことはない。そう考えて数多いリストを見ていた私の目に留まったのが介護の分野でした。その頃の介護という仕事は今ほど認知度が高くありませんでしたし、私も年齢的にまだ親の介護をする世代でもなかったのでそれまで目を向けたこともありません。しかし少子高齢化が進む中、今後必ず必要度が高まる仕事に違いない、今から取り組めば間違いなくその流れに乗れる筈と考えて、介護資格の登竜門であるヘルパー2級(当時)の講座を受講することを決意したのです。
営業出身ならではの視点、現場を見れば社風が分かる
現在の介護職員初任者研修とは異なり、当時のヘルパー2級には現場実習がありました。実習に伺った事業所は全部で4ヶ所あったのですが、なんとそのうち2ヶ所がミモザの事業所だったのです。介護業界へ身を置くにあたってミモザを選んだ理由は至極シンプルで、「とにかく温かかった」の一言に尽きます。それはご利用者への接し方はもちろん、私たち実習生に対する説明や解説、そして質疑応答に至るまで、事業所長始めスタッフの皆さん全員が終始優しく丁寧に接してくださったということです。対照的だったのが他社さんでの実習で、一番強く感じたのはそれほどアットホームな雰囲気ではなかったということ。事業所の規模が大きいということもあったとは思いますが、介護の提供側と受ける側に一定の距離が置かれているように感じました。他社さんでのご利用者への対応は「お手伝いをさせていただく」というよりも「与えられた仕事をこなす」という印象が強く、私たち実習生に対しても「仕事の邪魔にならない程度に手伝っていただければ」というニュアンスがあったのです。ミモザとはあまりに対照的だったので、これほど違うものかと大変驚きました。その時点ではまだミモザへの会社訪問をしているわけではありませんでしたが、「社風は現場の雰囲気に現れる」ということを長い営業経験の中で感覚として掴んでいた私は、自分が働くならミモザだなとその時確信したのです。
スタッフがストレスなく働ける環境作りが私のミッション
ミモザへ入社して10年が経ち、今は看護小規模多機能型居宅介護の管理者として勤務しています。ここは要介護度が高くなった方や医療的ケアが必要になった方でも、自宅を中心に日常生活を送れるように支援する事業所です。全国でもまだ数の少ない比較的新しい事業所ということもあり、ミモザ全体でもまだ4事業所、所在地の横浜市南区では当事業所1ヶ所という少数派です。医療的ケアを提供する事業所の為に日中は看護師が常駐していることもあり、当事業所は看護師、ケアマネジャー、そして介護職とスタッフ全員のチームワークが求められます。仕事とは言え、人には相性やウマが合う・合わないがありますから、「いかに気持ち良く、ストレスなく働いてもらえるか」をサポートするのが私のミッションだと思っています。ちょっとした意識のすれ違いでお互いに嫌な思いをすることは結構ありますからね。
私のモットーは「誰であれ、できるだけ嫌な思いをして欲しくない」ですので、常に相手の置かれている状況を確認しながら、気になったときはできるだけ時間を作って話しかけたり、相談に乗ったりするように努めています。また、人には得手不得手がありますから、どうしても苦手な仕事を無理にやってもらうのはできるだけ避けたいとも思っています。スタッフそれぞれがスキルを伸ばせるような仕事の仕方をして欲しいですからね。このあたりも営業経験が活きる部分かも知れません。
私のモットーは「誰であれ、できるだけ嫌な思いをして欲しくない」ですので、常に相手の置かれている状況を確認しながら、気になったときはできるだけ時間を作って話しかけたり、相談に乗ったりするように努めています。また、人には得手不得手がありますから、どうしても苦手な仕事を無理にやってもらうのはできるだけ避けたいとも思っています。スタッフそれぞれがスキルを伸ばせるような仕事の仕方をして欲しいですからね。このあたりも営業経験が活きる部分かも知れません。
これからミモザを目指す方へのメッセージ
介護サービスには多くの種類があり、多くの介護事業者はそのうちのいくつかを提供しているのが一般的です。一方ミモザの場合は幅広くサービスを展開していますので、様々な業務経験を積むことができる上にスキルアップの機会も多いと感じています。私は他業種からの転職組のため、全くのゼロから介護の世界に入りましたが、共に働くスタッフのフォローや充実した研修プログラムのおかげで自信を持って仕事に取り組むことができました。ミモザは介護への想いや向上心があれば、経験を問わずに楽しく働ける会社です。高齢者をサポートしたい、毎日を笑顔で暮らせるお手伝いをしたいと思う方、私たちと共にご利用者と真面目に向き合いながら、より良い事業所を目指して日々力を注いでいきましょう。