ブランクがハンディにならない。
仕事と家庭を両立できる働き方で
キャリアアップも実現できた。
小規模多機能型居宅介護 看護師
正社員
2014年4月
大林裕子
社員インタビュー
Prologue
まだ子どもが小さいから、という理由で仕事をあきらめる女性は未だ少なくない。特に日々忙しい看護師となればなおさらのことだ。大林が再就職からキャリアアップまでを無理のないタイミングで進めることが出来た理由は、本当の意味で社員を大切にするミモザの社風にあった。
望んだ働き方が叶ったパート勤務時代
私は看護学校を卒業してから、都内の総合病院で看護師として14年間勤務してきました。退職後は子育てに専念していましたが、子どもが大きくなってきたこともあり、そろそろ仕事に復帰しようと考え始めたときに自宅の近所にミモザ横濱南万騎が原がオープンすることを知りました。
そこで早速パート採用に応募したのですが、当時子どもは幼稚園の年少に上がったばかり。うちは共働きなので私が送り迎えに行く必要もあり、勤務時間を長くは取れません。加えて出産から数えると6年間のブランクがありましたので、「受かるかな、大丈夫かな」と不安に思っていました。ところが、自分が今置かれている状況を面接で正直にお話ししたところ、なんとすんなり採用が決まってしまったのです。「もう少し働けませんか?」と言われるのではないかと思っていましたから、勤務時間やシフトの曜日などについてもほとんど希望を聞いていただけたのは嬉しかったですね。
そこで早速パート採用に応募したのですが、当時子どもは幼稚園の年少に上がったばかり。うちは共働きなので私が送り迎えに行く必要もあり、勤務時間を長くは取れません。加えて出産から数えると6年間のブランクがありましたので、「受かるかな、大丈夫かな」と不安に思っていました。ところが、自分が今置かれている状況を面接で正直にお話ししたところ、なんとすんなり採用が決まってしまったのです。「もう少し働けませんか?」と言われるのではないかと思っていましたから、勤務時間やシフトの曜日などについてもほとんど希望を聞いていただけたのは嬉しかったですね。
ジャストタイミングでのキャリアアップ
入社後は子どもの成長に合わせてパートの勤務時間を少しずつ増やしていきました。そして任される業務もだいぶ増えて来た頃に、あるチャンスをいただきました。それはキャリアアップとして管理者を補佐する「アロー(社内制度)」へのチャレンジ。ありがたく拝命し、パート社員、そして看護師のまま、1年間携わらせていただきました。そして副事業所長へ昇格できることとなり、それに伴って正社員として再スタートを切ることになったのです。家庭の事情があり、自宅近くの今の事業所で勤務を続けたいと出した希望も快く受け入れてもらえましたので、家族や家庭の心配をせずに引き続き仕事に打ち込めることになりました。
パート勤務から正社員に変わったことで物理的に自宅にいられる時間は減りましたが、いつの間にか私が早く帰らなくても大丈夫な環境になっていました。子どもは大きくなり一人で留守番もできますし、放課後に塾にも通い始めたからです。最近は私の勤務が終わる時間と子どもが帰って来る時間が大体一緒になってきて、無理なく仕事を続けさせていただいています。
パート勤務から正社員に変わったことで物理的に自宅にいられる時間は減りましたが、いつの間にか私が早く帰らなくても大丈夫な環境になっていました。子どもは大きくなり一人で留守番もできますし、放課後に塾にも通い始めたからです。最近は私の勤務が終わる時間と子どもが帰って来る時間が大体一緒になってきて、無理なく仕事を続けさせていただいています。
医療は病に立ち向かい、介護は気持ちに寄り添う
医療と介護では、人を見る視点が異なります。認知症を例に取ると、病院は治療が目的ですので投薬を主体とした対応を行います。一方で介護事業所は日常の生活の中で、その人らしく生きて行くためにはどうすれば良いかという視点からアプローチします。
いまでも憶えているのは、ある認知症のご利用者のこと。落ち着きがなく、徘徊が始まると止まらない方でした。徘徊を止めるにはどうすれば良いかと私なりに考え、その対応をスタッフと共有したことで、徘徊がぴたりと止まり、とても穏やかになっていただけたという経験があります。そのときに行ったのは徘徊という「現象」を見るのではなく、徘徊される「背景」は何かを考えることでした。人が何かを行う時には必ず「理由」があるからです。そのご利用者はご家族と住んでいた田舎の家を出て、事業所へ入居された方でした。そして、空けてきた家のことや、施設にはいない家族のことが心配で気になって、帰りたいがために徘徊を続けていたことが次第に解ってきたのです。
そこでノートを一冊用意して、ご家族の方がおいでになったときに「誰と誰が何日に面会に来た」「昨日は家でこんなことをした」と書き記してもらうようにしました。併せて徘徊を始められたときは止めようとせず、「ご一緒しましょう」と寄り添って歩きながらお話し相手をするように努めました。すると次第に穏やかになられ、最後には「ありがとうございました、お部屋に帰りますね」と仰ってご自分の居室へ戻られるようになったのです。
いまでも憶えているのは、ある認知症のご利用者のこと。落ち着きがなく、徘徊が始まると止まらない方でした。徘徊を止めるにはどうすれば良いかと私なりに考え、その対応をスタッフと共有したことで、徘徊がぴたりと止まり、とても穏やかになっていただけたという経験があります。そのときに行ったのは徘徊という「現象」を見るのではなく、徘徊される「背景」は何かを考えることでした。人が何かを行う時には必ず「理由」があるからです。そのご利用者はご家族と住んでいた田舎の家を出て、事業所へ入居された方でした。そして、空けてきた家のことや、施設にはいない家族のことが心配で気になって、帰りたいがために徘徊を続けていたことが次第に解ってきたのです。
そこでノートを一冊用意して、ご家族の方がおいでになったときに「誰と誰が何日に面会に来た」「昨日は家でこんなことをした」と書き記してもらうようにしました。併せて徘徊を始められたときは止めようとせず、「ご一緒しましょう」と寄り添って歩きながらお話し相手をするように努めました。すると次第に穏やかになられ、最後には「ありがとうございました、お部屋に帰りますね」と仰ってご自分の居室へ戻られるようになったのです。
これからミモザを目指す方へのメッセージ
ミモザの看護師は様々な業務を経験できることが魅力です。現に私は看護師として働きながら、小規模多機能型居宅介護の管理者代理も務めさせていただいています。看護業務はもちろんのこと、事業所の勤務予定表を作成したり、ご家族からのご要望やご質問にも対応したりするなど、通常の看護師では手がけることのできない幅広い業務を担当しています。おかげで病院勤務時代にはなし得なかったスキルアップを図ることができました。
医療に携わる看護師は一分一秒が患者の命に関わる場合もあるため、緊急性に対する迅速な判断力や対応力が求められます。一方で介護に携わる看護師には人と関わる力、すなわち「ご利用者の体調や気持ちに寄り添うホスピタリティ」が求められます。ご利用者一人ひとりの身体機能をきちんと見きわめつつ、それ以上衰えないように、逆に、少しでも向上するようにするにはどうすれば良いか。そこに目を向け、支えてゆく奥の深い仕事です。人と関わることに喜びを見いだせる方、仕事の幅を広げてみたい方、ぜひミモザで一緒に働きましょう。
医療に携わる看護師は一分一秒が患者の命に関わる場合もあるため、緊急性に対する迅速な判断力や対応力が求められます。一方で介護に携わる看護師には人と関わる力、すなわち「ご利用者の体調や気持ちに寄り添うホスピタリティ」が求められます。ご利用者一人ひとりの身体機能をきちんと見きわめつつ、それ以上衰えないように、逆に、少しでも向上するようにするにはどうすれば良いか。そこに目を向け、支えてゆく奥の深い仕事です。人と関わることに喜びを見いだせる方、仕事の幅を広げてみたい方、ぜひミモザで一緒に働きましょう。