Nさん

INTERVIEW 02

技術を高めるだけでなく、より視野を広げることで次のステージへ。

Nさん

ONE DAY SCHEDULE ある一日のスケジュール

  • 出勤・点呼 点呼を受けた後、作業に必要な道具を準備し、グループごとに作業に向かいます。

  • 車内整備 午前中に3本から4本ほど、作業を行います。

  • 休憩

  • 車内整備 休憩後、再び作業に向かいます。作業ごとにグループのリーダーと連携し、作業の仕上がり状態を確認します。

  • 点呼・退勤

鳥飼事業所

Nさん

車両整備

2016年入社

PROFILE

以前は4年ほど介護職に携わっていた。引っ越しを機に、いままでに経験のない仕事がしたいと一念発起し、当社に転職。日々、技術に磨きをかけた結果、1年半後には正社員登用試験に合格し、社内の整備コンテストで2位という成績を収めるまでに成長を続けている。

Q 担当業務の内容を教えてください。

ときに1人で、ときにチームで。新幹線車両の整備を手がけています。

新幹線の回送車両に乗り込み、床面のモップがけ、テーブル拭き、窓拭き、座席カバー交換などの車内整備を行っています。日勤帯で働く私の場合、1日に担当するのは8編成ほど。車体洗浄や備品補充、車内広告の入れ替えといった作業も発生するので、マンネリ感なく働くことができます。基本的には1人が1両を受け持つのですが、特殊な機器を用いる座席点検やワックスがけなどは、3名程度で連携して作業を進めることもあります。

ときに1人で、ときにチームで。新幹線車両の整備を手がけています。

Q 仕事中はどのような点に気を配っていますか?

お客様が気づかないところにまで目を光らせるのが、私たちの仕事。

1編成につき30分あまりの作業時間を無駄なく使うために、要点をしぼり込んだ仕事を意識しています。座席のすき間、窓枠など、汚れやゴミがたまりやすいポイントは、経験を重ねるほどに把握できるもの。お客様とはまた違う視点から車内を見渡せるようになると、工夫の余地も数多く見えてきます。また中腰になる場面では、介護現場で身につけた腰に負担をかけない体の使い方を実践。意外なところで、前職の経験が役立っているとも感じています。

お客様が気づかないところにまで目を光らせるのが、私たちの仕事。

Q 仕事のやりがいを教えてください。

日々繰り返す作業一つひとつの先に、お客様の姿を想像しながら。

何といっても、自分の手で車両が見違えるほどきれいになることです。機械だけでは汚れが落ちない車両の先頭部分も、手作業で磨き上げると目に見えてピカピカに。単純なことかもしれませんが、自分の仕事が子どもたちの笑顔にもつながるかと思うと、モチベーションも上がります。座席や荷物棚の忘れ物を持ち主に送り届けた際には、心のこもったお手紙をいただくことも。間接的ではありますが、お客様とのつながりを感じられるできごとです。

日々繰り返す作業一つひとつの先に、お客様の姿を想像しながら。

MESSAGE メッセージ

自分なりの工夫が活きる仕事。そのがんばりをサポートできるように。

自分なりの工夫が活きる仕事。そのがんばりをサポートできるように。

業務内容の珍しさもあって入社した私ですが、実際に手を動かすうちに意識も変化。試行錯誤を繰り返して自らのスタイルを確立する過程に、この仕事の醍醐味を見出すようになりました。とはいえ、やはり1人の力だけでは作業は成立しません。個人としてのスキルアップだけでなく、周囲の仲間にも目を向けられるよう視野を広げるのが、当面の目標。自分自身がそうしてもらったように、新人さんを優しく支えられる存在に成長したいです。

インタビュー:2019年6月