包丁を握ったこともなかった私が、責任者に

今でこそサービス管理者として全体を管理していますが、実はこの職場に来るまで包丁を握ったこともなかったんです。それが今では、洗濯、調理、買い物……生活に必要なことはたいていできるようになりました。

共働き家庭で2歳の息子がいるのですけど、家事・育児はうまく分担できています。今日も、洗濯をして子供のご飯を準備して出勤してきました。以前だったらちょっと考えられませんでしたね。仕事のために得た技術ではありますが、自分の生活能力もあがったと感じています。

介護職は大変というイメージがつきものですが、私は自己犠牲がともなうほど献身的にならなくて良いと思っています。むしろ、思いやりの気持ちは持ちつつも、楽しみながらケアに当たってほしい。スタッフが笑顔でないと、良いサービスは実現できないですからね。

ですのでなるべく一人ひとりの負担を減らし、働きやすい環境づくりに注力しています。たとえば得手不得手を把握して適材適所に配置するとか、登録ヘルパーさんだったらご自宅に近い場所へ行ってもらうとか。心に余裕があると気持ちの良いサービスが展開できるため、細かいところまで気を付けていますね。

訪問時間は1時間ほどですが、この時間を「あなたのためだけに使います」と心をこめられるのが、訪問介護の良さだと思っています。お一人おひとりとじっくり向き合うことができるので、理想の介護を実現できるのではないでしょうか。

私がそうであったように、最初はお料理も洗濯もできなくて構いません。やる気さえあれば、私たちが一人前に育て上げます。興味を持ったらぜひ当社の門をたたいてくださいね。一緒に働けるのを楽しみにしています。