スタッフインタビュー

誰にもできる仕事じゃないけど、誰もがチャレンジできる仕事です。

戸田啓介
特別養護老人ホーム オアシス寿安 介護福祉士・チーフ
2011年入社
たった1日で、ご入居者様の可能性が大きく広がりました。

オアシスのスタッフとなり、早いもので8年が過ぎました。グループホーム、介護老人保健施設と経験を積み、現在は特別養護老人ホームでの業務にあたっています。先日、あるご入居者様のADL(※)が急激に落ちたことがあったんです。介護職と看護職のスタッフがカンファレンスを開き、ご家族の意向をじっくり聞き取って、車椅子を異なる仕様の製品に交換するなど、対応し得る処置を実施しました。すると翌日、今までできなかった座位保持が可能となり、口調もはっきりするなど、効果が目に見えて表れはじめたんです。たった1日で。それまでずっと寝たきりで意思疎通も難しかった方が、対応を変えただけでこんなに変わるなんて…と心底驚きました。介護の世界ですぐに結果が出ることはまれですが、この時は、ご入居者様の可能性を痛感するとともに、その力にスタッフが励まされました。※Activities of daily living(日常生活動作)。起床、移乗、移動、食事、更衣、排泄、入浴、整容といった、日常生活を送るために必要な動作のこと。

働きやすい環境だから、みんなへの思いやりが生まれます。

寺前亜紀
特別養護老人ホーム オアシス寿安 准看護師
2018年入社
ご入居者様のお話から感じる、お一人おひとりの体験や思い出への敬意。

私のいとこは、なんと男女ともに全員が看護師。昔から、みんなが仕事についていきいきと話す姿を見て「やりがいがあって、すごく楽しそう」と感じ、自然と私も看護の道を目指しました。病院に就職して急性期や慢性期病棟での経験を積むうち、高齢の患者様とより深く関わりたいと思い、福祉の世界に興味を持つように。縁あって特別養護老人ホーム オアシス寿安のオープニングスタッフとして働くことになりました。ご入居者様のバイタル測定や配薬、食事介助などがおもな業務で、受け持つフロアやユニットは固定されていません。看護師全員がすべての方の情報を把握し対応できるよう、担当を日ごとに替えているんです。ご入居者様のお話を聞いていると、お一人おひとりが過ごされてきたそれぞれの環境や年代の様子がありありと伝わり、こちらまで感情が揺さぶられます。同時に、皆さまがいろんな体験や思い出を重ねながら時代を作ってこられたことに対する感慨と敬意が、私たちも頑張ろうという活力につながっています。

私たちのサポートが、ご利用者様の生きる力へとつながるように。

大東宗弘
デイケア オアシス寿安 セラピスト(理学療法士)
2019年入社
自分で体を動かせる達成感を味わってほしい。それが私たちの思いです。

この職業を知ったのは高校3年生の夏。ケガをした時に理学療法士の先生に出会い、「面白そうな仕事だな」と資格の取れる専門学校へと進路を決めました。卒業後に9年間の病院勤務を経て、興味のあった介護の世界へ。今年の6月にオープンしたデイケア オアシス寿安に配属されました。ご利用者様の心身機能の回復が私たちセラピストの役割ですが、デイケアでは、ご自宅で自立した生活を送るためのリハビリに重点を置いているので、ご利用者様にできる限り自分で体を動かしていただき「こうしたら動きやすいな」と実感してもらえる施術を心がけています。達成感や満足感が得られれば、「デイケア=楽しい場所」と感じ、その結果、積極的にリハビリに取り組む、という好循環にもつながりますからね。とはいえ、無理に動いて状態が悪化しては本末転倒ですので、注意深い見守りも欠かせません。介護職や看護職のスタッフともこまめに報告・連絡・相談を行い、ご利用者様の心と体のコンディションに最適なリハビリをサポートしています。