スタッフの声を一番に考えた現場管理を通し、定着率アップを実現。
大鹿 美代子Miyoko Ohshika
建物管理業務/清掃パート
2010年入社
PROFILE
専業主婦、事務員などを経て当社へ。マンションの日常清掃をはじめ、ハウスクリーニングなども経験し、熱心な勤務態度を買われてパートながらエリアマネージャーに抜擢された。年下の上司とは、まるで親子のような信頼関係を築き、二人三脚で現場をまとめている。
担当業務の内容を教えてください。
兵庫区、長田区のエリアマネージャーという立場から、マンション清掃の管理業務にあたっています。主な業務は、エリア内に点在する物件の巡回チェック、スタッフの欠勤対応、作業実施計画書の作成など。それらに加えて、スタッフの教育・指導も担っています。清掃の現場は単独行動となる場合が多いため、品質を安定させるには巡回点検が必須。細部のチェックと並行して一人ひとりと会話を交わし、日ごろの悩みを解消するようにしています。
スタッフ教育の方針を教えてください。
新人教育で重視しているのは、まず作業の基礎固めを徹底してから、新たな気づきをプラスすること。スタッフには年配の方も多いため、最初から詰め込むと、どうしても仕事への意欲が削がれてします。そこで、個人差を考慮に入れながら、無理のないペースで指導を行っています。清掃が行き届いていない箇所があっても、正面から指摘はせず、「次の宿題はここにしましょうか」と前向きに伝え、モチベーションを損なわないようにしています。
仕事のやりがいを教えてください。
この仕事を始めた当初は、家庭を支えなければという気持ちでしたが、いまは一緒に働く仲間のために努力することまでもがやりがいです。管理側として特に注力しているのが、欠勤対応。急病や冠婚葬祭などの場合にも、スタッフには気軽に電話をしてほしいと伝えています。年齢層を考えても、急なお休みはお互い様。柔軟にシフトを調整できるようにしたことで定着率も上昇し、現在では100名ほどのスタッフをまとめるまでになりました。
応募を検討されている方にメッセージをお願いします。
私と同年代の方が多く、シニア層にはとても働きやすい職場です。同僚には「孫に何かプレゼントを」という理由で仕事を始めた方もいれば、「同じ掃除でも、マンションを掃除すればお給料がもらえる」と喜んでくれる主婦さんも。個人個人が自分なりのやりがいを見つけて、仕事に打ち込める環境です。特別に難しい業務はなく、家事の延長で働けるのも魅力のひとつ。朝の時間を有効活用し、より豊かな人生を歩むお手伝いができればうれしいです。
1日の流れ
新人の勤務先に出向き、手分けしてごみ出しを実施します。
少しずつていねいに仕事内容を伝えていきます。「実はこういう働き方がしたいんだけど」といった、現場からの要望も聞き漏らしません。
1時間の休憩に入ります。新しいスタッフがいる際は一緒に昼食を摂り、不安を取り除くために話を聞くことも。
午後からは作業の済んだ物件を巡回。1日5棟から10棟ほどを点検しつつ、タオルやほうきなど消耗品を補充します。現場に異常があれば写真をメールに添付し、本部に報告します。
この日の業務は終了。お疲れさまでした。
取材日:2019年5月