Mさんのプロフィール
自宅からの通いやすさを理由に病院内の店舗に調理補助のパートスタッフとして入社。先輩たちの助けを借りながら、未経験から一歩ずつ成長していき現在に至る。働く中で仲間と協力して作業を行う楽しさに目覚め、「70歳になっても現役!」を目標に働き続けている。
FLOW
ユニフォームに着替えて身だしなみを整え、粘着シートで全身のほこりを除去した後、念入りに2回手を洗って消毒してから厨房に入ります。出勤したら、まず昼食で使用した食器の片付けを開始。そこから夕食の小鉢やデザートを盛り付けていき、できあがったものをトレーに置いていきます。
01この時間帯になるとメイン料理ができあがるので、それをお皿に盛り付けていきます。通常の状態ではうまく召し上がれない方のため、ひと口大にカットしたり、ミキサーで細かく刻んだりと食べやすい形状に整える、形態調整も同時に行います。
02ごはんをはじめとした主食を盛り付け、トレーにセットすれば夕食の完成です。ごはんも患者様によって普通のものからおかゆまで形状に種類があるので、間違えないように気を付けましょう。
03トレーを配膳車にセットしたら、栄養士に異物混入や盛り付け方をチェックしてもらい、問題がなければ各フロアの配膳室に配膳車を運びます。バラバラに調理されたメニューたちが時間内に配膳車にそろう瞬間は、いつも大きな達成感を得られます。
04無事に夕食を運び終えたら、残飯処理や調理場の清掃などの後片付けを、みんなで協力しながら行います。
05各フロアで食事が終わった配膳車を下げ、食器を洗浄します。
061日の最後に、翌日の朝食用に食器の準備、ラップやごみ袋など備品の補充を行います。朝が早く、朝・昼・晩と食事を提供し続けている現場では、翌朝のスタッフがスムーズに作業を開始できるよう前もって準備しておくことが大切です。それらが終われば退勤に。今日も1日お疲れさまでした!
07ここでユニフォームの着用の仕方を、段階別に説明します。
帽子をかぶり、髪の毛を入れ込みます。
上下の白衣を着ます。
白衣の上に、エプロンを首からかけます。
ひもをクロスさせ、リングに通します。
リングに通した紐通しをちょうちょ結びにします。
完成です!最後に2回の手洗いと消毒をして現場に向かいましょう。
もともと料理が好きな私は、求人広告を見て自宅近くの病院で調理補助という仕事があると知り応募しました。実は、調理の仕事のみならず外で働くこと自体初めての経験。戸惑うことがたくさんありましたが、今も続けられているのは困ったときにすぐ手を貸してくれる職場のみなさんがいてくれたおかげです。手の空いているスタッフが率先して周りをサポートする環境があるからこそ、がんばってこられました。病院での調理は提供がストップすると患者様に迷惑がかかるため、毎食が時間との勝負です。みんなが適度な緊張感を持って作業を分担して進めているからこそ、すべての調理が完了したときの達成感が大きいので、いつも楽しく働けています。