大型トラックドライバーであった父の背中を見て育った私にとって、トラックに乗る仕事に就くことは長年の夢でした。ただ、視力の問題で大型に乗ることができなかったため、あきらめて配管工事の職人の道へ進んだ経緯があります。それでも、ドライバーになりたい熱は冷めておらず、実際に転職する何年も前から、小型トラックドライバーの募集をネットで検索しては眺めていました。その中で、入社する2年前から候補として考えていたのがカントウ流通です。職場の雰囲気が良さそうなのと、制服をリニューアルして格好良くなっていたのもポイントとなり、30歳を迎えたときにこのタイミングしかないと、思い切って応募しました。情熱があっても経験がない異業種の人材を雇用してくれるのか不安でしたが、面接の際に社長から「あなたが良ければ雇いたい」と言ってもらえたのはうれしい思い出です。入社後も経営幹部や上司、先輩を問わず、みなさんからやさしく接してもらえ、話しにくさを感じたことはありません。おかげで未経験から笑顔でトラックドライバーのキャリアを始めることができました。

働いてからわかったカントウ流通の魅力のひとつとして、ドライバーに寄り添う姿勢があります。当社は社員に無理をさせることはなく、一人ひとりのスキルや希望に沿った仕事の割り振りを考えてくれ、早起きが苦手な方は9時出勤の仕事を、夜に働きたい方には深夜帯の配送といった感じで勤務時間帯の要望も考慮してくれます。会社が社員に対してイエスマンなのかと最初はおどろきました（笑）自分のライフスタイルにフィットする方向に持って行ってくれるので、勤務はストレスフリーです。私の場合は、トラックドライバーになれたことがうれしくて少しでも長く乗っていたいので、担当ルートの業務が終了したあとにちょっとした集荷やスポット配送があれば仕事を回してほしいとお願いしています。また、大型トラックへのあこがれを経営層に話していたことがきっかけになり、大型車によるアイスクリーム配送のサポートに関わらせてもらえたこともありました。間接的にでも夢にまで見た大型トラックの仕事を体験できたことに感動して、すぐに父にも報告しました。当社には自分の意見を伝えることで開ける道もありますし、意見を言いやすい環境もあります。

入社して1年ほど経ちますが、ずっと最初のワクワクが続いています。勤務後も毎回、もっと乗りたかったなと思うくらいテンションが高いままです。幼稚園や保育園に向けて給食用の食材を届ける現在の仕事も気に入っていて、配送先に伺うと園児たちが「トラックの兄ちゃんや！」と駆け寄ってきてくれます。配送するほど元気をもらえ、こんなに楽しいことをしていてお金をもらっていいのかなと思うこともあるくらいです（笑）私の身を案じてトラックドライバーになることを反対していた父も、このごろは仕事の話をするとうれしそうに聞いてくれます。大好きな会社とトラックにずっと関わっていたいので、休日を使って運行管理者や整備士の資格取得に向けた勉強をするようになりました。ドライバー業務だけではなく、内側の仕事もできるようになれば、もっと会社の役に立てると考えています。当社には資格取得の補助もあり、スキルアップを応援してくれるのでありがたいです。やりたいことを仕事にする楽しさを日々実感していますし、その想いは加速し続けています。始める前は不安もたくさんありましたが、チャレンジして大正解でした。