経験の有無にもよりますが、最初の一週間くらいはあまり詳しい話をしないようにしています。私もそうでしたが、未経験だとはじめのうちは何を質問したらいいかも分からないはず。まずは大体でいいので全体の流れを掴んでもらい、細かいことは都度一緒に確認しながら教えていきます。こちらからも積極的に声をかけるので、気になることがあれば遠慮なく聞いてほしいですね。
責任を持って取り組めば、自分の成長を実感できる瞬間が必ず訪れます。
新人さんへの指導で心掛けていること
トラブル発生時の乗り越え方
基本的には2名体制なので、一人で対応することはありません。過度に心配する必要はないと思います。何かあった際は協力して解決するため、日ごろから上司や同僚に信頼してもらえるよう行動し、より良い人間関係を築いておくことが大事だと思っています。
とはいえ、難しいことはありません。嘘をつかないとか、素直に謝るとか、普通のことをしっかりやっていれば自然と良い関係になっていくんじゃないでしょうか。知識や経験を重ねてトラブルに対処できた時は達成感がありますし、一緒に対応した仲間と「よくやったよね」と労い合っています。
今後の目標
『浄水施設管理技士1級』という資格を取りたいと思っています。
受験資格を満たすためには経験年数も必要になるため、取得すると「この人は浄水のスペシャリストだ」という証明になります。今は2級に挑戦したところなので、今後も経験を積み、ゆくゆくは1級に挑戦したいですね。勤務している施設に関連する資格であれば待機時間に勉強させてもらうこともできるので、入社から何年経っても目標を持って頑張れる環境だと思います。
応募を検討している方へ
公共施設での仕事なので、「専門知識が必要なんじゃないか」と心配するかもしれません。でも、しっかり研修期間があり、覚えるまでは先輩社員がサポートするので安心してください。入社時もそうですが、異動して初めての現場に行く場合にも必ず一ヶ月以上は研修があります。インフラを支える大事な仕事なので緊張感があり、やりがいは大きいですよ。いろいろな興味を持って取り組める方なら経験は関係なく活躍できるので、安心して飛び込んでみてもらえたらと思います。
一つひとつ問題を解決し、安定した水処理を行っていくことに楽しさを感じています。
前職:電気製品の保守・メンテナンス(自営業)
お仕事をする上でのこだわり
初めて経験したことは忘れないようメモを取っています。
例えば、いつもと違う水質の変化があった場合には、「どの薬品をどのくらい注入した」「この弁を開けると水位がこのくらい変化した」といったこと。積み重ねが大事だと思っているので、同様のケースが発生する可能性がどんなに低かったとしても必ず書きとめます。また、何かあった際は一人でやろうとしないこと。同僚や上司に連携し、一緒に問題解決していくことが大切だと思っています。
仕事で経験した印象的なエピソード
数年前、取水している水に臭気があり、ろ過された水にまで少し影響が出たことがありました。最終的には活性炭を使って対応したのですが、数年に一度あるかないかのことなのでとても印象に残っています。監視している水質データの変化にいち早く気付くためには、日々の積み重ねが大切だと再確認させてくれる出来事でした。一年を通して何も起こらないことが多いですが、マンネリ化しないように注意しないといけないなと改めて意識しましたね。
業務の改善提案を行った事例
浄水池の水位を適切に保つことも大切な業務の一つですが、慣れないうちは毎回手で計算を繰り返さないと数値が出せません。異動してきて以来、計算に費やす時間が長くなってしまっていることを負担に感じていました。そこで、VB(ビジュアルベーシック)という言語を使い、Excelのマクロを利用して自動的にシミュレーションできるプログラムを作りました。新しく入ってきた人でもボタン一つで計算することができ、算出された通りに取水量を変更することで水位を適切に管理できるようになりました。業務で活用できる仕組みとして元請けの方々にもご理解いただき、会社の改善提案制度を申請し報酬金もいただくことができました。
今後の目標
上記のプログラムはもともと自分のために作ったものですが、同僚から「いいもの使ってるね」と声を掛けられたことがきっかけで今ではみんなが使用しています。薬品の適性値を出せるツールも作ってほしいと言われて、現在制作中。他にも手で計算している数値がいくつかあるので、自動に変えられるものは1件でも多く提案していきたいですね。
応募を検討している方へ
問題を一つひとつ解決して、処理していくことが好きな方に向いている仕事だと思います。疑問に思ったことは先輩に聞いたり、自分で調べたりして、分からないままにせず解決していくことでやりがいを実感できるようになりますよ。少しずつ勉強すれば未経験からでも活躍できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
たくさんの経験が自分の力になり、自信にも繋がっていきます。
休日の過ごし方:ドライブ
仕事について
私は脱水機の担当として、施設の点検や運転管理、水質試験などを行っています。
脱水機というのは、泥状の産業廃棄物から水分を排出し、乾燥させる設備のこと。
脱水機を使用することにより、量を減らすことができます。
一通りの業務は2~3ヶ月程度でこなせるようになりましたが、大変だったのは用語を覚えること。
初めて聞く言葉ばかりで、最初は苦労しました。
分からないことは早めに先輩に質問して、その場で解決することを意識して覚えていきました。
やりがいを感じる瞬間
水質試験をしていて、結果の数値が前回よりも良くなっていた時です。
下水を処理し、きれいにしてから川に放流することで川や海の水をきれいにするのが施設の役目。
そのため、数値に良い変化があるとやはり嬉しいですね。
業務を遂行する上では確認がとても大切だと思っているので、作業終了後は機器の戻し忘れなどがないか、必ず二重チェックをするように心がけています。
今後の目標
第2種電気工事士の資格を取りたいです。
少しチャレンジングでしたが、入社1年目に下水道技術検定三種(通称『下三』)に挑戦し、幸運にも合格することができました。
もともと、エービスに入社したのもさまざまな資格を取得できることに魅力を感じたため。
今後もステップアップしていけるよう頑張りたいです。
応募を検討している方へ
先輩が優しく丁寧に教えてくださるので、不安を感じる必要はありません。
たくさんの事を経験でき、それが一つひとつ自分のものになります。
日々の積み重ねによって成長を実感できるので、自分の自信に繋がっていきますよ。
少しでも迷っている方がいたら、是非応募してみてください!
経験や実績が豊富な責任者がいることは、安心して働ける理由の一つだと思います。
入社理由:自分の知らない業種にチャレンジしてみたかった
仕事で経験した印象的なエピソード
入社間もないころ、機器のトラブルが発生したことがありました。
その際、責任者から部門責任者へ、そして作業員へという一連の連絡・指示がとても迅速だったことが印象に残っています。
指示内容も丁寧で、初心者の私にも分かりやすく助かりました。
業務に慣れるまでは半年ほどかかりましたが、雰囲気が良いので職場には一週間くらいで馴染めました。
やりがいを感じる瞬間
水中に空気を供給してかき混ぜることにより、微生物が有機分を分解・除去する技術のことを曝気(ばっき)と呼びます。
微生物には酸素を必要とする「好気」、必要としない「嫌気」があり、水質を維持するためにはバランスを保つことも重要。
バランス調整は苦労する部分ですが、点検を通じて水(微生物)の状況を自分の嗅覚で感じられる瞬間には大きな醍醐味があります。
下水処理において大切な役目を担っている微生物ですが、水だけでなく畑の土でも活躍しています。肉眼では見えませんが、生活を支えるとってもすごい存在なんですよ!
仕事の魅力
大きな設備や機械を動かして「汚水」と言われる下水を透明な水にし、川へ放流する。
そんな全体の大きなプロセスに魅力を感じています。
今後は必要な情報や技術をもっと覚えるため、機械や水質に関連する資格を取得していきたいですね。
仕事をする上で大切にしているのは、いつも笑顔でいること。
笑顔でいるだけで仕事が楽しくなります。
応募を検討中の方へ
まったくの未経験であっても、時間をかけて、その人のペースを作って教えてくれます。
お仕事をする上で必要になる資格も補助があるので取得しやすいですよ。
有休が取りやすいのはもちろん、急なお休みも仲間がフォローしてくれるので安心です。
なにより、世の中で絶対に必要なインフラ設備ということもあり安定感は抜群!
腰を据えて、長く続けていける仕事です。
前職:運送会社の配達員