社員インタビュー

責任を持って取り組めば、自分の成長を実感できる瞬間が必ず訪れます。

Y・I/工業用水道での運転監視
2005年5月入社
前職:運送会社の配達員

新人さんへの指導で心掛けていること

経験の有無にもよりますが、最初の一週間くらいはあまり詳しい話をしないようにしています。私もそうでしたが、未経験だとはじめのうちは何を質問したらいいかも分からないはず。まずは大体でいいので全体の流れを掴んでもらい、細かいことは都度一緒に確認しながら教えていきます。こちらからも積極的に声をかけるので、気になることがあれば遠慮なく聞いてほしいですね。

トラブル発生時の乗り越え方

基本的には2名体制なので、一人で対応することはありません。過度に心配する必要はないと思います。何かあった際は協力して解決するため、日ごろから上司や同僚に信頼してもらえるよう行動し、より良い人間関係を築いておくことが大事だと思っています。
とはいえ、難しいことはありません。嘘をつかないとか、素直に謝るとか、普通のことをしっかりやっていれば自然と良い関係になっていくんじゃないでしょうか。知識や経験を重ねてトラブルに対処できた時は達成感がありますし、一緒に対応した仲間と「よくやったよね」と労い合っています。

今後の目標

『浄水施設管理技士1級』という資格を取りたいと思っています。
受験資格を満たすためには経験年数も必要になるため、取得すると「この人は浄水のスペシャリストだ」という証明になります。今は2級に挑戦したところなので、今後も経験を積み、ゆくゆくは1級に挑戦したいですね。勤務している施設に関連する資格であれば待機時間に勉強させてもらうこともできるので、入社から何年経っても目標を持って頑張れる環境だと思います。

応募を検討している方へ

公共施設での仕事なので、「専門知識が必要なんじゃないか」と心配するかもしれません。でも、しっかり研修期間があり、覚えるまでは先輩社員がサポートするので安心してください。入社時もそうですが、異動して初めての現場に行く場合にも必ず一ヶ月以上は研修があります。インフラを支える大事な仕事なので緊張感があり、やりがいは大きいですよ。いろいろな興味を持って取り組める方なら経験は関係なく活躍できるので、安心して飛び込んでみてもらえたらと思います。

ルールを守って作業できる人、石橋を叩いて渡るような几帳面な人に向いています。

K・Y/上下水道施設(水再生センター)での保守・メンテナンス
2013年12月入社
前職:ソフト開発

仕事の大変な点と対策

大きな設備の一部を停止させて点検を行うため、誤った方法で作業すると他の設備や水道を使っている市民の皆さんに影響が出てしまいます。対策としては、機器に影響することを防ぐための徹底した養生を行うこと。また、点検でのミスは作業中の焦りや不安といったメンタルの影響による部分が大きいと考えているので、点検当日までに点検対象や養生内容をしっかり確認します。点検スケジュールのシミュレーションや計器の仕様確認をきっちり行い、「仕込みが8割、当日はやるだけ」を心がけています。

仕事の醍醐味

都心だと「蛇口から出る水はおいしくない」なんて言われてしまう水道水ですが、お風呂に入ったり、洗濯をしたり、人が生きていくためになくてはならないものです。間接的ではありますが、計装点検を行うことで“市民の皆様の生活を支えている”“誰かのためになっている”と実感できることが醍醐味ですね。

仕事で経験した印象的なエピソード

初めて自分が管理者として業務にあたった現場のことはよく覚えています。指揮をとることもそうですが、その場所に行くこと自体が初めての現場でした。作業内容ややり方などはこちらに一任されていて、判断を委ねられた状態でそれまで行ったことがない点検も実施したのですが、過去の経験や知識を活かして業務を完遂できたときの達成感はとても大きかったですね。お客様からも良い評価をいただき、自信になりました。

今後やってみたいこと

上下水道だけでなく、民間企業や電力関係の現場へも行ってみたいですね。
例えば、工場なら粉や紙といったセンサーもあるので、そういう設備の点検をしてみるのは面白いだろうなと思っています。今は人手が足りていない状況ですが、仕事量は豊富にあるので人が増えれば事業を拡大でき、官公庁だけでなく民間企業の案件に携われる機会も出てくるはず。そのためにも、もっと仲間が増えたらいいなと思っています。

応募を検討している方へ

電気は目に見えない怖い存在ではありますが、感電事故を起こさないよう徹底した養生を行って作業しています。知識や経験がまだない段階でも、先輩の指示に従っていれば受傷するレベルの怪我をすることはありません。縁の下の力持ちとして、一緒にインフラを支えていきましょう。

一つひとつ問題を解決し、安定した水処理を行っていくことに楽しさを感じています。

H・H/浄水場での保守・運転管理
2014年6月入社
前職:電気製品の保守・メンテナンス(自営業)

お仕事をする上でのこだわり

初めて経験したことは忘れないようメモを取っています。
例えば、いつもと違う水質の変化があった場合には、「どの薬品をどのくらい注入した」「この弁を開けると水位がこのくらい変化した」といったこと。積み重ねが大事だと思っているので、同様のケースが発生する可能性がどんなに低かったとしても必ず書きとめます。また、何かあった際は一人でやろうとしないこと。同僚や上司に連携し、一緒に問題解決していくことが大切だと思っています。

仕事で経験した印象的なエピソード

数年前、取水している水に臭気があり、ろ過された水にまで少し影響が出たことがありました。最終的には活性炭を使って対応したのですが、数年に一度あるかないかのことなのでとても印象に残っています。監視している水質データの変化にいち早く気付くためには、日々の積み重ねが大切だと再確認させてくれる出来事でした。一年を通して何も起こらないことが多いですが、マンネリ化しないように注意しないといけないなと改めて意識しましたね。

業務の改善提案を行った事例

浄水池の水位を適切に保つことも大切な業務の一つですが、慣れないうちは毎回手で計算を繰り返さないと数値が出せません。異動してきて以来、計算に費やす時間が長くなってしまっていることを負担に感じていました。そこで、VB(ビジュアルベーシック)という言語を使い、Excelのマクロを利用して自動的にシミュレーションできるプログラムを作りました。新しく入ってきた人でもボタン一つで計算することができ、算出された通りに取水量を変更することで水位を適切に管理できるようになりました。業務で活用できる仕組みとして元請けの方々にもご理解いただき、会社の改善提案制度を申請し報酬金もいただくことができました。

今後の目標

上記のプログラムはもともと自分のために作ったものですが、同僚から「いいもの使ってるね」と声を掛けられたことがきっかけで今ではみんなが使用しています。薬品の適性値を出せるツールも作ってほしいと言われて、現在制作中。他にも手で計算している数値がいくつかあるので、自動に変えられるものは1件でも多く提案していきたいですね。

応募を検討している方へ

問題を一つひとつ解決して、処理していくことが好きな方に向いている仕事だと思います。疑問に思ったことは先輩に聞いたり、自分で調べたりして、分からないままにせず解決していくことでやりがいを実感できるようになりますよ。少しずつ勉強すれば未経験からでも活躍できるので、ぜひチャレンジしてみてください。