株式会社塚腰ロジコム
物流請負のお仕事
メーカー様の工場に常駐し「梱包」を担う!派遣ではなく直接雇用の仕事です。
請負とは、企業様の業務をお引き受けし、その成果物に対して報酬をいただく契約形態のこと。塚腰ロジコムの請負スタッフはお客様の工場内に常駐し、梱包などの物流業務を請負っています。派遣スタッフと混同されがちですが、当社で正社員雇用されていれば、働く場所がお客様先でも雇用形態は正社員。お客様の工場内に塚腰ロジコムの営業所があるイメージです。ここではお客様の事業をサポートする請負スタッフのお仕事内容をご紹介します。
私が紹介します!
請負作業スタッフ 主任
中島 郁弥 Fumiya Nakashima
新卒で塚腰ロジコムに入社。塚腰ロジスティクスセンターで新卒研修を受け、当グループが大切にする「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」をはじめとした仕事の基本を学ぶ。その後、大手電池メーカー様の工場内で請負スタッフとして活躍。現在は主任となり15名前後のスタッフを率いる。
お仕事内容
梱包する製品
私たちが梱包するのは、産業用電池と、その付属部品。産業用電池はエレベーターや通信システム機器、防災防犯システム機器などに使用されており、生活を支える存在でありながら普段ほとんど目にしない「縁の下の力持ち」です。大きさは幅10㎝から60㎝までさまざま。立方体のような形である場合が多く、家庭用電池とはまったく異なる形状です。部品はボルトやカバー、接続線など多種多様な形状があります。
梱包方法
梱包方法は段ボール梱包・木箱梱包・簡易梱包の大きく3つに分けられます。段ボール梱包と木箱梱包は、その名の通り段ボールや木箱に製品を入れる梱包方法。簡易梱包は、平パレット(製品を乗せる大きな木の板)に電池を乗せ、カバーをかぶせる梱包方法です。小容量の製品は「レールライン」という手動のラインに乗せて流れ作業で梱包し、中容量以上の製品はライン作業の他に床上でも梱包します。床上梱包は流れ作業ではなく、全体で一斉に取り掛かる作業です。40kg以上の電池に関してはクレーンを使用。クレーン作業者と補助者の2名で梱包します。
ココがおもしろい
産業用鉛蓄電池の梱包だけでなく、航空機用・人工衛星用のリチウムイオンバッテリーなど、特殊な製品を梱包する機会があります。人工衛星のバッテリーなんて、この仕事を選ばなければ一生見る機会のないもの。特殊な電池の梱包では、バリア紙という袋に入れて密閉したり、ヒートシールで熱溶着したりと、いつもと違う作業を経験できるのも楽しみのひとつです。
大切にしていること
お客様の工場に常駐しているので、お客様とのコミュニケーションがとても大切です。あいさつや仕事に取組む姿勢はしっかり教育していますね。そして最も大切なのが、スピーディーかつ丁寧に、お客様が望む荷姿を実現すること。当社は希望通りの梱包を確実に行うことで評価されてきましたし、思った通りに梱包できると自分自身もうれしいです。
研修について
新人さんに最初におまかせするのは、段ボールの組み立てと、電池梱包の補助。まずは簡単なお手伝いをしながら、梱包の流れを覚えていただきます。先輩たちのように箱詰めができるようになるのは、だいたい1~2ヶ月後。難易度の高い木箱梱包とチェック者業務は半年から1年かけて習得していきます。チェック者は、梱包前の品名・数量・梱包指示の確認、封をする前の最終確認、住所ラベルの確認をするポジション。点数の多い付属部品のチェック者になるには1年以上かかります。段ボールの組み立てからチェック者まで、着実にステップアップしていく楽しさもあります。
物流請負の一日
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出勤・体操・作業スタート
8時までに着替え、予定表で本日の出荷量を確認。今日はレールラインでの段ボール梱包からスタート。
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10分休憩
午前中に1回、10分休憩があります。
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梱包再開
流れ作業で出荷分を梱包していきます。クレーン担当2名も着々と梱包を進めているようです。
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昼休憩
協力の甲斐あって午前中にレールラインでの梱包が終わりました。達成感の中ランチへ。
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床上梱包スタート
午後からは床上梱包作業。こちらは流れ作業ではなく、全員一斉に取り掛かります。
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10分休憩
午後も10分間の休憩があります。
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作業再開
今日の出荷分もあと少しで完了です。
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退勤
今日の梱包分は完了!お疲れ様でした。出荷量が多いと1日1~3時間の残業があります。