建設現場作業について

【仕事紹介】

建設現場での施工業務です。
主に行うのはオフィスビルなどで使用されている「OAフロア」を敷く作業。OAフロアとは、床(土間)の上にPCなどのネットワーク配線を収納し、その上にさらに設ける床のことを指します。いわゆる二重床です。

作業内容を簡単に説明すると「土間にOAフロアの脚を立て、床が平行になるように1枚500ミリのOAフロアパネルを脚に固定していく」。いわゆる”現場仕事”のイメージとは違うかもしれません。

現場は新築工事の割合が圧倒的に多く、改修工事も時々あります。OAフロアの施工は室内で行うので、建物が比較的できあがった時期に工程を担当することになります。建設現場としては作業がしやすい環境なので、現場未経験だった若手社員も活躍しています。

会社にはこの施工業務をする「工事部門」の他に、自社で工事を請け負う「建築部門」もあります。我々のように現場で専門的な施工を請け負う場合は下請会社という立場になるのが一般的かもしれませんが、自社で受注した建築現場で元請会社の職人として仕事をすることもあります。

この工事部門や建築部門の他にも倉庫・運送・不動産の各部門があり、物流部門の営業所は10カ所ほど、会社の安定感は抜群です。OAフロアの施工業者として業界でも屈指の職人数を誇り、この総合力こそが安定した受注につながっています。

誰もが知っている巨大電波塔や空港、都心の再開発に伴って建設されている高層ビルや商業施設、ゼネコン関連、官庁関連の建物など、有名な建築物の工事に携わることも多いので、大きなやりがいを持って働けます。自分の仕事が目に見える建築物として後世に残る仕事です。

会社全額負担でフォークリフトの資格を取れるなど、様々な資格を取得しやすい環境にあるので「手に職を付けたい」方は特に注目です。

【一日の流れ】 職長の場合

【06:00】駐車場に集合。社用車に乗り換えて建設現場へ移動
【08:00】 現場朝礼、作業開始
【11:30】現場作業、現場職長会
【12:00】休憩
【13:00】午後の作業開始
【17:00】作業終了
【17:30】 帰社。日報記入、上司に報告
【18:30】 退社

ファミレスから工事現場へ! 未経験で飛び込んで「プロ」になれる会社。

岡本さん
建築部工事課 職長/課長代理
1999年中途入社

拓洋に入社する前は、ファミリーレストランの厨房で働いていました。身体を動かす仕事で転職を考えていたところ、未経験から始められるということで、ここで建設現場作業員として働くことを決めました。

本社で施工業務についての研修を受けた後、4人体制のチームの一員として現場へ。まずは先輩に付いて見学し、実地指導を受けながら、作業手順を一つひとつ教えてもらいました。何も知らないところからのスタートでしたので、それこそモノの名前を覚えることから始まりましたね。

固定したOAフロアの脚にパネルを載せていきます

現場の仕事を覚えるには、まずお手本を見て、自分でやってみて、それを振り返るというプロセスの繰り返しです。基本作業はとても簡単ですが、全工程を習得するのには時間がかかります。基礎から徐々に学び、何度も回数を重ねて、技術を自分のものにしていきます。そうやって作業に慣れ、少しずつ「できること」を増やしながら身につけていく、という感じで成長していきます。諦めずにコツコツやるのがポイントです。

いずれ職長となってひとつの現場を任されるようになると、またその過程での資格が必要になってきます。私も入社してから様々な資格を取得しましたが、すべて自己負担無しで会社が費用を出してくれました。ほとんどは建築系の資格ですが、フォークリフト免許もありますよ。ここまでの資格取得制度は他の施工会社にはあまりないことだと思います。

先輩には親切に色々教えてもらえました。人間関係には恵まれていると思いますし、だからこそ皆長年勤めていられるのだと思います。もちろん業務上安全第一ですから、ケガや事故などが無いよう厳しい指導も必要です。ただ、一旦仕事を離れたら優しく気の良い人ばかりなので、安心して下さい。”仕事は先輩の背中を見て盗め”というのは昔の話。きちんと作業ができるよう、細かい手順から指導しますので心配は要りませんよ。

OAフロア施工完了、このあと仕上材のタイルを敷きます

また、一つの建物を造り上げるのに、多くの専門業者や作業員が集まります。大きいところですと、何千人という規模の現場もあります。職長という立場上、納期も進行管理も意識しながら、目配り・心配りを心がけています。これから入社される皆さんが安心して働けるように尽力しているので、最初はしっかり自分の仕事を覚えることに集中してください。

「モノづくり」に携わる仕事ですので、作業自体がとても楽しい、ということは是非お伝えしたいですね。建築物・建造物として、自分たちが関わった”仕事の成果”は、後世に残ります。他では体験できないようなことも多いです。また、一人でする仕事ではないので、皆で声を掛け合いながら力を合わせてやり遂げた達成感というのは、並々ならぬものがあります。充実感も大きいですよ。

未経験でも「まずは職長になる」という目標を持つと、自然に作業に対しても、一緒に働く人に対しても視野が広がり、より仕事を深く楽しめると思います。会社の支援制度をうまく利用して資格も取得し、積極的に知識と経験を身につけて、ぜひ、職長を目指してほしいですね。

あなたも拓洋で、仲間とともに大きな仕事を手がけてみませんか。