「三ツ星」の中でも更に高いレベルで認定を受けているのは、当社を含めて全国に数える程しかありません。

植田常務/杉江常務

会社の方針の下に具体的な目標を定め実行する役割を担う私達役員は、乗務員から現場の意見や要望を収集し、より働きやすい環境づくりを進めています。
安全への取り組みに関して投資を惜しまないのが当社のスタイルです。

「従業員満足度と、お客様満足度は比例する。」そのためにも、従業員が働きやすい職場づくりを心掛けています。

(1)滋賀中央観光バスの一番の強みは何ですか?

植田常務(写真右)
「貸切バス事業者安全性評価認定制度」最高ランク「三ツ星」の中でも、高いレベルで認定を更新していることです。
この制度は、お客様や旅行会社が安心して利用できるバス会社を選べるように、貸切バス事業者の安全性や安全の確保に向けた取組み状況を評価し、認定・公表するもので平成23年から運用が開始されました。
全国で4500社ほどのバス事業者がある中で、「三ツ星」の認定を受けているのは326社。全体の7%しか認定されていないんです。
その認定基準は、①「二ツ星」の認定を2年間継続していること。
②書類審査の得点が100点満点中80点以上であること。
2年に1回、認定制度の更新を行う必要がありますが、昨年から書類審査で90点以上の優秀な事業者については、次回(2年後)の更新が免除され、4年後に更新を行えばよい事になりました。
当社は更新時に90点以上を獲得しましたので、認定事業者の証である「SAFTY BUS」マークの有効期限が、実は4年後になっているんです。
滋賀県では当社のみ。全国でも数社しかない程すごい事なので、もっと沢山の人に知ってもらいたいのですが、細かく説明しないとなかなか気付いてはもらえなくて…。もどかしいです(笑)。
そういう意味で、「三ツ星」の中でも、更に高いレベルで安全への取組みをきっちりとやっている会社なんです。
また、ハートマークを持っている会社は年々増えてきていますが、当社は早い段階から安全への取組みが優良なバス会社として認められていました。
平成23年の運用開始から7年で「二ツ星」の認定を2年、「三ツ星」の認定を4年間継続している会社は少ないと思います。
お客様に安心してご乗車いただけますし、ドライバーさんにも安心して働いていただける会社です。

(2)滋賀中央観光バスが特に力を入れている事は何ですか?

杉江常務(写真左)
やはり、安全への取組みですね。
年に一度3月に 「本社 長浜営業所」「守山営業所」「京都営業所」の全社員を集めて研修会をしています。
「安全が最優先」ということで、社長から「その日は仕事を全てお断りしなさい。」と言われているので、全員仕事を止めてバスも止めて、受けている仕事は全部他社に依頼して参加しました。
しかも、たまたま今年は選抜高校野球で滋賀県から3校も出場が決まっていたのに、丁度日程が重なってしまって年度末最後の追い込みだったのにその仕事も受けられなかったので…。営業マンはみんな泣いてました(笑)。
研修では、UDトラックスさんに実際にバスを持ち込み修理をしていただいたり、NASVAさんの講師をお招きして研修をしていただきました。
その後は、永年勤続者や無事故者の表彰など、1年の労をねぎらう懇親会が行われました。
他に当社が力を入れている事は、最新車両の導入です。
大手になるとどうしても古いバスを全部無くすのに時間がかかりますが、当社は全て日野自動車と、いすゞ自動車のジョイントバス「J BUS」を導入。それより前のモデルは1台もありません。貸切バスに乗っていただく方には、すぐに「J BUS」に乗っていただけます。
また、安全装備にもこだわっています。
衝突軽減装置やバックミラーの死角を超音波でカバーできるバックソナーシステム、ドライバー異常時対応システムなどは標準で装備されていますし、会社ができる安全への対策は妥協しないというのが当社の考えです。
9月に新車を7台導入予定で、先日社長とその打ち合わせに行ってきましたが、メーカーさんに1つずつ説明してもらいながら検討をしていると、安全装備の確認だけで6時間以上もかかってしまいました(笑)。
「欲しい?」と聞かれたら付けて欲しいですから。どんどん値段が上がってしまうんです…。
古いバスで頑張る事も出来ますが、安全装備を完備した最新車両を入れることでよりセーフティな旅行を提供できます。安全性の高いバスをいかに早く増やしていくか。安全に関する設備投資は惜しみません。
だから従業員もみんなついてきてくれるんだと思います。

(3)滋賀中央観光バスはどんな会社ですか?社風について教えてください。

植田常務
一番の特徴はトップから現場まで、情報の共有やコミュニケーションを大切にしていること。
なかなか他の会社ではないと思いますが、当社の乗務員の殆どが社長の携帯番号を知っていて、たまに電話もしています(笑)。それぐらい風通しが良い会社なんです。
守山営業所の車庫が暗く作業がしづらいという報告が上がれば、すぐに灯りを増やし改善したり、無線が不便だと聞けば全台にIP無線を設置。
従業員の意見や要望が反映され、すぐに環境が整備されるのもこの会社ならではです。
私は「従業員満足度(ES)とお客様満足度(CS)は比例する。」ずっと、そう信じて仕事をしてきました。
嫌々仕事をしていても絶対にお客様に良いサービスはできないので、まずは従業員が働きやすい職場づくりを心掛けています。
会社としても次から次へと通達を出したり、上から押し付けるような事はしませんので、従業員が自然に「みんなで、三ツ星を守ろう!」という雰囲気があります。そしてそれが当社の社風だと思います。

注)・ES(Employee Satisfaction)従業員満足度・CS(Customer Satisfaction)顧客満足度

(4)他社にない滋賀中央観光バスの魅力は何ですか?

杉江常務
バス業界の最近の流れとして、どんなお客様にも対応できるスタンダードな車輌を導入するケースが多い中、当社では社長のこだわりで最高級車を導入。
この大型10名乗りのVIP車両には、化粧室はもちろん、ゆったりとくつろげる2列のワイドシートで、全席にテレビモニターが設置されています。
VIP特殊車両をはじめ、大型、中型、マイクロバスまで様々なバリエーションの車両を取り揃えていますので、60人乗りのツアーや修学旅行以外にも「ちょっといいバスに乗って旅行したい。」というお客様にも対応できるのが当社の魅力です。
このVIPバスはつい先日、14日間の日本1周の旅から帰って来たところなんです。
運転は主任クラスの専属運転手が担当しています。
お客様に「一度はこんなバスに乗ってみたい。」そんな憧れを持っていただけるバスがあり、そして、働く運転手にとっても、スタンダードなバスをはじめ高級仕様のバス、VIPバスと様々なタイプのバスに乗れる事も一つの魅力だと思います。

一覧ページへ