ヘルパーとは違う学びがある施設長の仕事。上司に支えられて成長しています。
- プロフィール
- 前職は工場での製造業。リーマンショックを機に介護職へ転身し、最初は他社のデイサースで勤務する。2012年にセルヴィスへ入社後、2年半でサブリーダーに昇進したのを皮切りに、リーダー、サービス提供責任者、施設長と着実にステップアップ。入社6年目には実務者研修も修了する。現在は大阪市平野区の『ハピネスわかばの里』で施設長を務める。
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「優しいからきっと向いているよ」祖母の言葉に背中を押されました。
高校卒業後はずっと製造業をしていましたが、リーマンショックのあおりを受けて人生の岐路に立たされました。そんなとき祖母が「優しい性格だから向いているよ」と勧めてくれたのが介護の道。すぐに資格を取り、デイサービスで働きはじめました。
セルヴィスに転職したのは、スキルアップのため。『ハピネスわかばの里』がオープンのタイミングだったことが、当社を選んだ最も大きな決め手です。オープニングスタッフは一から職員同士の関係性を築けるので、人間関係の苦労が少なそうなところに惹かれました。また、おばあちゃん子の私にとっては、通勤途中に祖母の家があるのも魅力でした。仕事帰りに大好きな祖母の様子を見に行けますからね。
金銭管理や行政の手続きなど、ヘルパー時代は見えなかった裏側を学べました。
最初は介護業務のみを担当していましたが、入社から2年半でサブリーダーに昇進し、さらに1年半後にはリーダー、そこから2年でリーダー兼サービス提供責任者、その翌年には施設長と、一段ずつ着実にステップアップしてきました。
施設長の仕事は、へルパーとはまったく別物です。金銭面の管理や、役所への書類提出、各種手続きなどを行うため、介護とは違う面の勉強がはじまります。スケジュールを組む際も、職員の勤務状況や、同性介助のご希望への対応など、考えることは多いです。月曜・火曜に翌週のスケジュールを一括で作成すると、午後一番に取りかかっても16時くらいまでかかりますね。大変なこともありますが、管理業務にチャレンジしたことで、より深く介護を知れたと感じています。
何があっても助けてくれる。そんな上司がいるから頑張れました。
施設長に就任してすぐは、自力で解決できない問題に悩むこともありました。乗り越えられたのは、課長・部長・本部長のフォローがあったから。困ったとき、悩んだとき、何があっても助けてくれる役職者の存在は本当に心強く、セルヴィスならやっていけると思いました。
さらに最近は『サ責マスター』というサービス提供責任者向けのフォロー制度も設けられています。私がサービス提供責任者になったころはまだこの制度がなく、疑問や不安を気軽に相談できる人がいませんでした。それが今では、不明点をすぐサ責マスターに質問できます。求めていたものができたなと思いました。このほかにも、フォロー体制は年々充実しています。常に上司のフォローを得られる環境に、私自身も何度となく助けられました。
風通しの良いチームをつくるため、私も日々勉強中です。
施設長と職員が互いに意見を言い合える関係性を目指し、コミュニケーションを大切にしています。施設長という立場上、面談などで話すと緊張感が強くなるので、職員の気持ちを1番知れるタイミングは退勤前のリラックスした時間。世間話から入って空気を和らげ「今日はどうでしたか?」と聞くようにしています。
ほかに心がけているのは、人前で叱らないこと。よほど危険な状況でない限り、ほかの職員の前で注意しないと決めています。逆に、私も人間なので間違いはありますから、職員には「私が間違っていたら注意してくださいね」と話していますね。
また、施設長になってからは、プライベートでも噂を鵜呑みにせず双方の話を聞く慎重さが身につきました。チームづくりはまだまだ勉強中ですが、管理職を経験して人間的にも成長した気がします。