「置かれた立場」に成長を実感
小型・中型ドライバー
2014年4月入社
50代を目前にして、未経験からドライバーに挑戦。慎重かつ前向きな姿勢で場数を重ね、周囲からの信頼を獲得してきた。新人への指導にあたっては、ゼロから始めた自身の体験をもとにアドバイスを送っているとのこと。
前回取材から、業務内容はどのように変化しましたか?
ドライバー業務の中身にはさほど大きな変化はなく、以前と同じく病院や福祉施設への医療食品の配送を担当しています。その一方で若手のドライバーが増加したことで、配送ルートを教えたり、横乗りで指導をしたりといった場面が多くなりましたね。後輩に接するときは、これまでの自らの経験に即して、少しでも効率よく仕事を進められるコツを伝えるようにしています。会社の規模が大きくなったことに加え、私自身が運転や積み下ろしに慣れた結果、業務上の負担が緩和された実感も。ストレスを覚えることは、ほとんどありません。
カントウ流通を選んでよかったことはなんですか?
そもそも当社を選んだのは、きちんとした研修が受けられる環境があると感じたからです。実際、入社後に先輩方から受けた指導は初心者の私にもわかりやすく、その目論みは正しかったと思います。特に横乗り研修は毎回異なる先輩が担当することになっており、一人ひとりのハンドルさばきから自分に合ったものを取り入れるうちに、実践的な運転技術を確立することができました。50代を目前にした転職の不安を乗り越えられたのも、そんな環境があったからこそ。今度は自分が、後輩たちに学んだことを還元する番だと感じています。
会社から現場へのサポートはいかがですか?
ここ最近は上司との面談の機会が目立っており、以前ならドライバー間でしか共有されていなかった現場の実情を、業務改善に向けた意見という形で伝達できるようになりました。仕事量や道路状況を考慮したうえで、人員の割り振りが改善されることもあり、非常に助かっています。個人個人が抱える負担がならされ、ゆとりを持って仕事に取り組めるようになった背景には、そのような気配りもあるでしょうね。また、上司の側から有給休暇の取得を勧めてくれる点にも、社員のことを大切にする会社のスタンスが表れていると思います。
ご自身のこれからについて教えてください。
勤続年数を重ね、ドライバーを務めるうえで最適な生活パターンが確立されたことは大きな変化。早朝の出勤に備え、自然と夜は早く床に就く習慣がつきました。アルコールチェックに引っかからないのは当然のこと、翌日のコンディションを整える意味でも、毎日の楽しみである晩酌は早めに切り上げるように。年齢を重ねたことで、健康診断の結果や日々の生活習慣にも意識を向けています。今後は仕事中のみならず、オフの時間の過ごし方にもいっそう留意しながら、それぞれの現場を確実にまっとうできるよう努めていきたいです。