Case 02

「確かな歩み」に成長を実感

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大型ドライバー

2016年5月入社

実直な人柄を評価され、小型車から着実に担当車両のランクアップを実現。運転そのものはもちろん、荷物の扱いひとつを取ってもていねいな仕事ぶりが光る。妻と幼い2人の子どものために、さらなる活躍を誓っている。

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前回取材から、業務内容はどのように変化しましたか?

トラックの乗務歴がほとんどないままカントウ流通に入社した私ですが、ようやく大型免許の取得に至りました。新しい仕事を任されようとしているいま、改めてこれまでを振り返ってみると、決して楽な道のりではなかったと感じます。最初は2トン車で同じ荷主様のもとに通い詰め、道を覚えるところから。車体の大きさゆえカーナビには頼りきれず、細い路地やあぜ道に行き当たっては引き返しの連続でした。胃が痛い思いをすることもあったものの、先輩の経験談を聞いたり、衛星写真を確認したりして仕事の基礎固めに努めました。

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仕事で意識していることを教えてください。

担当車両の大型化に伴って事故のリスクも増しただけに、やはり安全運行を最優先にしています。具体例を挙げれば、歩行者や自転車の飛び出しに備え、以前にも増して側方間隔やスピードに余裕を持たせるようになりました。また一方で、荷物の積載量が増えたということは、そのぶん積み下ろしに時間を要するということ。冷蔵・冷凍品には、当然ながら影響がおよびます。そこで、納品時間が延びてしまったときは、次の目的地まで長めの距離を走ってエンジンを回し、再び庫内を冷却することで大切な商品の鮮度維持を図っています。

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カントウ流通を選んでよかったことはなんですか?

運転する車両のサイズが、給与に反映されるのが運送業界の特徴。入社時の年齢からしても、妻や子どものことを考えても、未経験から収入増を目指せるのは魅力でした。結果的に、そのメリットを活かせたことは率直にうれしいですね。ここまで来ることができたのも、社員一人ひとりを見てくれる会社の雰囲気が肌に合ったから。面接の際、かつて空手に励んでいたときのくせで、膝の上にこぶしを握っていたところ、社長から「武道やってたの?」と尋ねられたのには驚きましたが、思えばあのシーンに社風が表れていたのかもしれません。

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ご自身のこれからについて教えてください。

少量多品種の輸送を担う小型・中型車と大型車を比べてみると、仕事の性質には差異があります。倉庫と倉庫を結ぶ拠点間輸送をはじめ、乗り換えによる業務内容の変化に対応するには時間もかかるでしょうが、自分らしく粘り強さを持って成長し、大型ドライバーとしての職責を果たしていきたいと考えています。もうひとつ、実務以外の面で欠かさないようにしたいのが、周囲と密にコミュニケーションを取ることです。気さくで親切な先輩のアドバイスに救われてきたぶん、私もよい伝統は大切にしながら後輩に接していきたいですね。

キャリアステップ

  • ステップ1
    2016年

    入社1年目

    小売業から転職。2トン車でのルート配送から食品輸送の道に入る。

  • ステップ1
    2018年

    入社3年目

    約2年の勤務を経て、旧普通免許の限定を解除。徐々に中型車へ移行し、スポット配送なども手がける。

  • ステップ1
    2020年

    入社5年目

    無事に大型免許へとステップアップ。当社でもっとも大きい10トン車での乗務を予定している。

社長

社長からひと言

前に進もうという姿勢が見えるから、応えたくなる。

入社当初、小口の荷物を運んでいたころは失敗も多かったものの、反面ではきちんと反省して対策を練るタイプ。彼の向上心の源は、「自分が家族を守らなければ」という使命感でしょう。特に努力を感じるのが、作業の確実性。運行前後の車両点検、走行データなどからは慎重な性格、そして安全運行に向けた強い意志がうかがえます。器用ではないからこそ育てがいがあり、次の活躍を応援したい気持ちにさせられる。今回、大型車を任せるようになったのも、そんな理由から。ドライバーと会社とが相乗効果を発揮したよい例だと思います。

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