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STAFF 01
小型・中型ドライバー 2018年3月入社

50代目前の自分を快く迎えてくれたことに感謝。
与えられた仕事を確実にまっとうし、恩を返したい。

Profile

入社以前は約10年、ワゴン車を用いた雑誌の配送に従事。年齢や経験よりも本人の熱意を重視する社風に惹かれ、当社に籍を移した。

ただ会社に選んでもらうのではなく、互いの納得感を優先する面接が、入社の決め手です。

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カントウ流通に入社した当時、私はすでに50歳を迎えようとしていました。それまでにも配送関連の仕事に携わっていたことはありましたが、トラックの運転となると未経験。転職活動に際しては、年齢がネックになることは覚悟のうえで物流会社を検討し、当社の存在を知ることになりました。同業他社と比較して何より印象的だったのが、安全教育をはじめとした人材育成にかける強い思いが伝わってきたこと。新たな挑戦に打って出ることに加え、おそらくはこれが最後の転職になるだろうと考えていた私の目には、末永く働ける環境が整えられているように映りました。その後、足を運んだ面接では、面接官を務める社長と1時間にわたってじっくり話しあうことに。しかし、社長の口から採用のひと言を聞くまでにかかったのは、志望動機を伝え始めてから、ほんの5分ほどだったように記憶しています。それから先は、事業内容やその特色についての詳しい説明を経て、あとはこちらの判断に委ねるとのこと。年齢的にも選んでもらう立場と考えていただけに、互いに合意形成を図るこの面接自体が新鮮に感じられ、その姿勢に心を動かされる形で入社を決意するに至りました。

毎日の配送の端々に会社側の気配りがある。それぞれの個性が活きる仕事が、発奮材料に。

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入社後はていねいな新人研修を受け、2トン車、3トン車を用いたルート配送を任されることになりました。荷主様は給食会社で、病院や介護施設、保育施設など日に12、3軒ほどの配送先に、給食や業務用食材をお届けしています。半年ほどが経過し、業務のペースがつかめてくると、今度は冷蔵・冷凍の食肉の配送も担当することに。衛生管理が重視される前者は専用のケースに破損がないよう確実に、より物量の多い後者の場合は手際よく積み下ろしをすることを心がけています。運転については「自分はトレーラーを走らせているんだ」と少し大げさにとらえることで、前後左右の安全確認を怠らないようにしています。手積み・手下ろしが基本なので楽な仕事ではありませんが、配車スケジュールに余裕があるほか、月間の労働時間がしっかりと管理されているので、全体としてたいへんだとは感じていません。こういった仕事の割り振りも、会社が個人の能力や年齢を考慮してくれているからこそ可能になること。面接の場で伝えられた「ドライバー一人ひとりのことを見たいから、会社には背中を向けないでほしい」という言葉は、口先だけではないことがよくわかりました。

「物流は血液」を現場で感じ、意識にも変化が。仲間に頼られるドライバーを目指したい。

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前職も含め、単に運転が好きだという理由で始めたドライバー業ですが、当社に加わって以降はそれまでとは異なる充実感も覚えています。そのきっかけを与えてくれたのが、配送先の介護施設でお会いした職員の方。ある日、大雨のなか配送を済ませたところ「こんな天気なのに、わざわざ配達してくれてありがとうございます」と、ねぎらいの声をかけてくれたのです。社内で定期的に実施される安全講習では「運送業は物流の血液である」と聞いていましたが、このときほどのその言葉の重みを痛感したことはありません。ましてや、私たちが運んでいるのは、人の暮らしに欠かすことのできない食品です。状況によっては安全を優先しなければならないことは理解しつつも、改めて自らに課せられた役割の大きさを噛み締めることになりました。そんな仕事を続けていくうえで、いずれは実現したいのが、カントウ流通が手がけるすべての仕事を覚えること。人員不足のときに自然と声がかかるドライバーを目指し、コツコツと努力したいですね。そうすることが、自分よりも年上の後輩に親切に接してくれた先輩たち、そして会社への最大の恩返しになると考えています。

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