だれかがやらないといけない仕事。コミュニケーションを大切にし、信頼関係を構築したい。
杉本 栄子
(すぎもと えいこ)
- PROFILE
- 高校を卒業後、知人の紹介でヒロセに入社。正社員として浄化槽の維持管理に携わる。結婚・出産を機に、勤務の融通が利くパート社員に転向し、集金業務や分析業務などさまざまな部署を経験し、2018年に浄化槽の維持管理の正社員に戻り、浄化槽維持管理士の資格を取得。現在に至る。趣味は食べることで、休みがあれば家族で外食を楽しむ。
入社のきっかけは?
当社で働く知人から紹介があり、興味がわいたのでそのまま飛び込みました。
インタビュー
女性が現場で働くことの意味を感じています。
私が携わっている浄化槽の維持管理は、担当地域の住宅を中心に回ります。1日に回る件数は、10~13件が目安です。マンホールを開けるのに力がいりますが、本当に重たいものは男性社員に任せられるので心配いりません。また、コツがあって膝をうまく使って支点をつくればテコの原理で腰を痛めず開けられます。力仕事もあるため男性の仕事というイメージが強いのか、訪問先に行くとおどろかれることがほとんどです。ただ、ご自宅の敷地内に入って作業するからなのか、「女性が来てくれて安心した」という声も多く、主婦の方から喜ばれます。そこは働いたからこそ気がついた点で、女性が浄化槽の維持管理の仕事に携わることの大事さを知れました。
直接感謝の言葉をいただけるやりがいを感じています。
当社でのキャリアの中で、これまで分析所や集金業務をはじめ、多くの部署を経験してきました。その中で、浄化槽の維持管理の仕事はお客様との距離の近さに魅力を感じます。作業している間、外に出てくれて一緒にお話をすることもありますし、帰り際に「ありがとう」「ごくろうさま」「また頼むわな」とおっしゃっていただけるので励みになります。真夏や真冬に飲み物の差し入れをいただけることもあるなど、人のやさしさにふれる機会も多いです。あたたかい方々とコミュニケーションを取れるのは楽しく、やってよかったなと思えることにたくさん出会えるので、いまの仕事を気に入っています。
ヒロセの顔として、コツコツと信頼を築いていきます。
私たちが乗る軽自動車のバンはデザインが独特で目立つため、「さっきはあっちを走っていたね」と声をかけられることもあります。ヒロセの看板を背負って働いていることを実感することで、これまで以上にがんばるようになりました。また、浄化槽の維持管理の仕事は浄化槽内の引き抜き作業を含めて年4回訪問し、そのうち3回は私たちが向かいます。何度もお顔を合わせるからこそ、良好な関係を築けるようにコミュニケーションの向上も現在の目標です。70周年を迎えたヒロセの一員として名に恥じない仕事を心がけ、地域に頼られるスタッフに成長できるようにがんばります。
一日の流れ
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8:00
- 出勤、ラジオ体操、朝礼
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8:10
- 担当エリアへ出発
- 信楽方面を担当しているため、早く出発します。移動は社用車である軽自動車のバンを使用。1人1台貸与されるので、検査機器の置き位置など自分のやりやすいようにカスタマイズできます。
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9:30
- 午前の作業開始
- 維持管理は各家庭に設置されている浄化槽の蓋を開け、水質検査や設備検査を行い、結果を記録表に記入してポストに投函します。異常が見つかった場合は家主に報告し、あとで修理や機器交換の見積り書を作成します。
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12:00
- 昼休憩
- 12時からお昼ごはんを食べられるご家庭が多いので、それに合わせて休憩を取ります。
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13:00
- 業務再開
- 午前と同様に各家庭を回り、浄化槽を点検します。1件にかかる時間の目安は20分程度。帰社の時間を考え、午前よりも少ない件数で切り上げます。
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16:00
- 帰社・翌日のお客様への事前連絡・日報作成
- 会社に帰れば、翌日に伺う予定のお客様へ連絡。おおよその到着時刻の目安などをお伝えします。また、ルートの計画も帰社後に立てます。
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17:00
- 退社
- 業務が終われば退社。基本的に残業はなく、プライベートとのバランスも良好です。
取材日:2023年1月
