スタッフインタビュー詳細

キーパーさん(清掃スタッフ)と二人三脚で保つ現場の快適さ。清掃は「生きがい」になる仕事です。

北端 聡美
2017年入社
家庭での掃除と似ていながらも、プロの仕事は違いました。

正社員として、業務委託で働いてくださるキーパーさん(清掃スタッフ)を管理する仕事に就いています。当社で働く前は保育士や事務員をしていたので、この業界のことは何も知らない状態でした。入社時の研修で、実務を覚えるためにある寮の現場に入ったのですが、最初の印象は「ここまでやるんだ」って感じで。共用部分の掃除だけでなく、乾燥機のフィルターやごみの仕分けまで徹底しており、これがプロの仕事なのだと理解しました。また、家庭と違う部分は、たくさんの人がいる中で業務を進めないといけない部分で、初心者にありがちなのが、通行の妨げになるところに道具を置いてしまうことです。一生懸命だから、本人も気づきにくいんですよ。そうやって自分自身も経験した失敗談も加味しながら、新人の方へ指導しています。

大変さがわかっているからこそ、手厚くフォローしています。

清掃業務って、家庭の延長上で考えられる部分もあるのですが、やはりその現場に合わせた道具があり、洗剤があり、やり方があります。そういう意味では、覚えることも多いです。一遍にあれもこれもというのは、むずかしい方もいらっしゃるので、新人研修として1週間は横についてフォローしています。それでも不安という方には週明けの最初の出勤日にもう一度横についてお教えすることもありますし、1ヵ月間ほどサポートしたことも。どの現場も決められた時間がありますが、慣れないうちは時間に追われることになるから、どうしてもあせってしまうんです。だから新人さんへは、「まずは時間を超えてもいいので、きれいにしてください」と伝えています。雑に早くではなく、丁寧なまま早くなっていただきたいという想いもありますね。こういったことも、自分で体感しているからこそ、気がつきました。

キーパーさんたちが、長く働ける職場をつくるのが理想です。

現場によってはこの道20年以上の大ベテランさんが活躍していて、積極的な方になると、こういう道具・洗剤がほしいと提案してくれるので、できる限り揃えるようにしています。モップの柄の先に小さなコテをくっつけた自前の道具を作成されているキーパーさんもいらっしゃり、そのアイデアと行動力におどろきました。ベテランさんはみなさん楽しんで働かれていて、「掃除していると、ありがとうって言ってもらえるねん」とうれしそうにおっしゃられる方も多いです。そういうところが、生きがいになっているのかもしれません。経験を積んでいく中でわかりましたが、清掃作業はどのようなタイプにも向いていて、コミュニケーションを取りたい人も、そうでない人も、自分だけの楽しみを見つけられる仕事です。作業時間に関しても、歳を重ねて体を動かしにくくなっても心地良く働いていただけるように、なるべく余裕を持たせているので心配いりません。興味のある方は、気軽に問い合わせていただきたいですね。

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