インバウンドだけじゃない。中紀バスでバスを運転する魅力

石原運転士(中紀バスINT'L  2015年入社)

実家のそろばん屋を6年間手伝い、海上自衛隊で大型車の経験を15年間積んだ後に中紀バスに入社。現在は入社3年目。貸切バスを中心に、インバウンドや路線バス、福祉バスなど様々なバスの運転をこなしている。

中紀バスに入社したきっかけは何ですか?

「中紀バスは仕事が沢山あって、すごく勢いがある会社みたいだよ」とお義父さんから紹介されたのがきっかけです。
お義父さんが車販売の仕事をしている関係で中紀バスグループの「中紀サービス」にお知り合いがいらっしゃって、そのお知り合いの方から中紀バスのバス運転手の仕事を紹介してもらいました。前職の自衛隊で車両に携わる仕事に就いていたので、大型免許と整備士免許は持っていました。以前からバスの運転にも興味がありました。当時、私は大型二種免許は持っていなかったので面接を受ける前に取得しました。でも、現在は大型二種免許の取得費用を全額会社負担で取得できる制度が整っているので昔よりもチャレンジしやすい環境にもなっていると思いますよ。

会社の雰囲気や、いいところは?

先輩がみんな優しい所だと思います。
私はバスの運転は未経験で入社したので当時は分からないことだらけでした。そんな私に対しても先輩はとても優しく色々な事を教えてくれました。知らない道や場所に行く時は今でも先輩にアドバイスをいただいています。「あそこの細い道はこうハンドルを切って、駐車場はこの向きで入って」という感じに、的確に教えてくれるので助かっています。

また、中紀バスには自社のバスガイドもいるのですが、委託先のバスガイドさんと仕事をする機会もあります。他のバス会社の運転手さんとも仕事をしている方から「わたし、色んなバス会社の人と仕事するけど、中紀バスの運転手さんは皆さん雰囲気が良いと思う」と感想を頂いたことがありました。他のバス会社の運転手さんと仕事をしてきた方から、中紀バスの運転手について嬉しいお言葉を頂けて、同じ会社の一員として鼻が高いです。

一般観光とインバウンドの仕事の違いは何ですか?

もちろん、いちばん大きな違いはお客様の違いです。
国内のお客様は地元、和歌山のお客様が多いです。小中学生の遠足や会社の慰安旅行、地区の集まりなどでご利用頂いています。インバウンドのお客様は中国などアジア圏から観光で来られるお客様が中心です。もちろんヨーロッパなど他の地域からお越しのお客様にもご利用頂いています。

また、ご利用頂く際の行程にも大きな違いがあります。
国内のお客様を乗せる観光バスは目的地が温泉地。「お昼3時から宴会の予定!」というようなスケジュールも多いので、比較的余裕をもったスケジュールで運行距離もそれほど長くない事が多いです。しかし時に、これまで一度も行ったことが無かった珍しい観光地が目的地の場合もあります。その時は、場所やルート、駐車スペースの大きさなど事前に下調べをして運行を行っています。
一方で、インバウンドは1日で色々な日本の名所を巡るので、運行距離が長くスケジュールもタイトなことも多いです。だけど、目的地は日本を代表する有名な観光地が多いので、ルートはいつも同じ。道幅も広く駐車場も大きい所が多いのでバスの運転はし易いと思います。

観光バスの運転士をしていてやりがいを感じることは何ですか?

お客様からお褒めのお言葉を頂けた時ですね。
日本人のお客様からは「運転上手だね」とか「私、バスにすごく酔うんだけど、今日はぜんぜん酔わなかった」と言われた事がありましたし、インバウンドのお客様からも「コノウンテンイチバン!」と片言の日本語で言ってもらえたこともありました(笑)。直接、お客様からバスに乗っての感想を頂けた時はとても嬉しいです。
あと、私は自分のバスのホイールをピカピカに磨いているのですが、フランス人の方から通訳さんを通じて「すごくホイールがキレイだ」と褒められたことがありました。バスを綺麗に掃除したり磨いたりしていることに気づいてもらえた時も嬉しいです。

何か心掛けていることはありますか?

アクセルとプレーキ、あと交差点を曲がる時など、なるべく揺れが少なくなるように心がけて運転をしています。
実は自衛隊で仕事をしていた頃に、幹部の方が乗るセダンのドライバーをする事があり、車内で新聞や資料を確認されるので、なるべく揺れの少ない運転を心がけていました。その頃の経験がバスの運転にも活かせていると思います!
また、障がい者さんを乗せるリフトバスの担当もさせてもらっています。
リフトバスは車椅子に乗ったまま、バスの乗り降りが出来る車両です。しかし、いくら車椅子を固定していても急な操作をすると転倒してしまう危険性もあるので、乗務する時はいつも以上に気を遣って運転をしています。
今後は更に揺れの少ない快適なバスの車内環境を提供したいです。何でも相談できる優しい先輩方がいるので、アドバイスを頂きながら更に運転技術を高める努力を続けています。

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