介護職員の若手と管理職、そして看護師の3名に集まってもらい、当施設の魅力や仕事の面白さを語ってもらいました。
年齢も立場も違う3名による働く楽しさを伝える座談会!
米田:私は昔から福祉に興味があって、ゆぁほうむ榛原は高校生のときに職場見学で来たことがある施設なんです。すごく雰囲気が良さそうだと思ったので卒業後に入職しました。みなさんはいかがですか?
髙橋:私は以前、急性期の病院で働いていて、すごく充実していたんですけど、育児や家事と両立していくのはとても大変で…。ワークライフバランスの改善を図るため、当施設に入職しました。
岡本:祖父母と同居していたので介護はずっと身近な存在でした。大学を卒業して小売業の会社で働いていたのですが環境にうまくなじめなくて退職したあとに、市役所に紹介していただいたのが当施設だったんです。
チーフマネージャー
2004年4月入社
米田:異業種から中途で入職した人は意外と多いですよね。元コンビニスタッフや元保育園の先生といった職員も活躍しているし、興味さえあればそこからキャリアを積んでいける職場じゃないかなって思います。
岡本:入職後は座学から研修がスタートして、その後も教育係の先輩たちの指導のもとトライ&エラーを繰り返しながら仕事を段階的に学んでいけたので未経験から始めやすかったです!
髙橋:そのあたりは本人の実力に応じてやってもらえますよね。看護師の場合は病院経験者が多いので、わかっている部分は簡略化しながら1日の段取りを覚えていく流れになります。とはいえ、人によって苦手な分野はあるから、たとえば点滴のルートキープに自信がなければ個別で教えるという感じで、その人に合わせて指導内容も変えています。
2020年1月入社
岡本:働いて初めてわかったことってありませんか?私にとって、それまでの高齢者像は介護が必要であったとはいえ元気だった祖父母の姿だったのですが、働いたことで歩行や会話が困難な方もいらっしゃり、自分の経験だけではうまくいかないんだなと実感しました。
髙橋:看護師でもやっぱり同じような戸惑いがありました。病院と介護施設では動き方が違って、病院の場合は医師の指示に従いますが、介護施設になると介護職員からの相談という形で動くので連携が大事です。それに介護施設は病院と違って、健康な人も暮らしている生活の場。だからこそ、体調の変化を注意深く察知して症状がひどくなる前に対処する必要があるんですけど、そういうときに24時間にわたって入所者様のケアに取り組む介護職員の目線はとても大切になります。
米田:介護職員を続けていると「あれ、いつもと違う」という感覚を培っていけます。過去にも入所者様の話し方や歩き方に違和感を覚えて看護師に確認してもらうと、バイタルに異常が見つかったこともありました。その意味でも、病気の早期発見に協力できるという視点を持って普段から看護師と連携を図っていく方が、介護職としての成長にもつながりますね。
髙橋:少し前に全職員にインカムが導入されたことで、お互いが連絡を取りやすくなりましたよね。フロア全体への情報伝達も便利になりましたし、私も介護職員と関係を密にできるようにコミュニケーションを意識して取るようにしています。
髙橋:看取りをするかどうかを判断しないといけない状態になるときは、だいたいみなさま食事量が減ってくるんです。そういうときは、お好きなものを用意するなどしてとにかく食べていただけるように工夫するのですが、それでもむずかしくなった際はご家族の方に相談して最後までできることを模索しています。
米田:ご家族との連携も大切ですよね。感染症が流行してからはなかなか面会も叶わない状況が続いているので、つながりを絶やさないようにSNSを活用して日々のご様子を文章でお伝えしたり、お写真をお送りしたりと積極的に情報を発信するようになりました。
岡本:ビデオ通話サービスを利用して会話をしていただくこともありましたね。普段介護職である私は、ご家族の方と直接コミュニケーションを取ることが少ないので、入所者様の背景を知れる良い機会になりました。
髙橋:看護師も基本的に相談員を通してご家族の方とやり取りをしますね。その際は、医学用語はなるべく使わず病状などをかみ砕いて説明することを心がけています。
米田:私たちにもわかりやすく説明してくれるので、いつも助かっています!介護職員も同じように、ご家族の方へは専門用語を使用しないよう気を付けているので、そういう積み重ねが看護師と介護職員の連携を深めているのかもしれませんね。
米田:当施設の特色のひとつに、レクリエーションの充実があると思っています。各フロアの介護職員がアイデアを出し合って独自に実施していて、私が担当する2Fフロアは毎月の制作も盛んで、ベランダではプランターで植物を育てているんです。みんなで成長をワクワクしながら見守っています。
岡本:3Fフロアは食事系のレクリエーションが多いですね。鍋パーティーやかき氷といった季節の味覚を楽しんでいて、毎年春になると桜の花びらの塩漬けを、ハロウィンの時期にはかぼちゃ金時を作っています。
髙橋:看護師はすべてのフロアを担当するので、各フロアのレクリエーションを介護職員や入所者様と一緒になって盛り上げています。私自身もイベントごとが好きなので、とっても楽しい時間ですね。
米田:どのフロアも職員主体で「楽しもう」というキーワードを大事にしていて、クリスマスや節分などのイベント時はコスプレにも力を入れていますもんね。それと、お正月に製作する手作りの神社はゆぁほうむ榛原の伝統!どういうデザインにするかなど数ヵ月かけて準備するので、年末年始は毎年大忙しです(笑)
岡本:ゆぁほうむ榛原では10年以上勤務している先輩もたくさん在籍しています。みなさんと自分を比べると足りないところがまだまだあるなと思うので、経験を積んで知識を身に付けてだれからも頼ってもらえる介護職員になることが私の目標です。
米田:実際、ベテランが多いのは当施設の特徴でもありますもんね。30代~40代の女性をはじめ、最近は男性職員も増えてきました。意欲のある若い人がモチベーションを持って活躍できる環境をつくれるように、勤務時間などをできる限り個別に調整して負担を減らしながら気持ち良く働いてもらえるように今後もしていきたいです。やはり職員が笑顔じゃないと、入所者様も笑顔になれないですから。働いて楽しいと思ってもらいたいですね!
髙橋:褥瘡(じょくそう)の分野をもっと学んで、得た知識を普段の看護業務に活用したいです。当施設は母体となる医療法人の熱意もあって医療行為を行う機会も多く、褥瘡についても学会へ参加させてもらえました。自分たちのスキルを磨いて、入所者様がより健やかに過ごせるようにがんばります。
岡本:私はパートスタッフとして無資格・未経験の状態からゆぁほうむ榛原で働き始めて、いまでは正職員となり、資格取得支援を受けて介護福祉士の資格も取得できました。施設側もキャリアアップ支援に積極的で、いろいろとサポートしてくれるので、長く働くほど多くの経験を積めますよ!
髙橋:人間関係の良さが魅力で、介護職員とのチームワークもバッチリです。普段からいろいろと相談できるだけでなく、仕事のこと以外も話せる環境があります。職員旅行も開催してくれるので、職種間を超えて絆を深められます。いまも育児を含めた家庭と両立できていますが、新しい方が加われば、さらに働きやすくなると思いますので興味のある方はぜひ飛び込んできてください!
米田:ゆぁほうむ榛原は、体力面に自信がなくても介護の世界に復帰できる場所。便利な福祉用具が充実していて働きやすく、ブランクから復帰したい方にも強くお勧めできます。それに、アイデアを実現しやすい風土があるので、私も新人時代からたくさんのことにチャレンジさせてもらえて、楽しみながら20年以上のときを過ごしてきました。これから仲間に加わってくださる方も自由にのびのび働けるように背中を押していくつもりです。
2022年1月入社