社会福祉法人下総会では全職員にスマートフォンを貸与することで、業務の効率化を図っています。例えば以前は1日1回だった検温ですが、現在は感染症対策の一環として1日に4回行っています。80名の方がいると考えると、1日320回という計算に。そこで体温測定したら自動的にデータが転送・集積されるようなシステムを導入しました。インカムを通して全員が即座に意思疎通・連携できるのも、不安・負担の軽減になっています。
またご利用者様の寝具に設置する器具で睡眠状態を検知し、データ連携するアプリも導入。お部屋に行かなくても状況把握できるので、夜中にわざわざ起こして排泄処理をしたりバイタルチェックをしたりすることがなくなりました。快適な睡眠へつながり、ご利用者様の満足度アップ、スタッフの負担軽減に結び付いています。
「社会福祉法人下総会 特別養護老人ホーム横芝光」では職員の働きやすさを重視し、様々な工夫をこらしています。代表的なものを以下にご紹介します。
ICT導入で効率アップ
万全の感染症対策
大勢の方が生活する施設ですから、感染症対策には万全の体制を敷いています。マスク着用、手指消毒・うがいはもちろん、館内消毒、飛沫感染防止パーテーション設置、1日数回の検温といった取り組みを行っています。予防はもちろんですが、万が一感染者が出てしまったときの対応法もマニュアル化。施設をゾーニングし、感染パターンに応じた対処が即座にできるようにしてあります。
感染症対策では外部からの出入りを防ぐのが最も有効な策となりますが、やはり「家族に会いたい」という声がご利用者様からあがってくるのは事実。そこでオンライン面会設備を導入し、感染症対策でなかなかご家族に会えないという問題を解決しました。ご家庭と施設をオンライン会議システムでつなぐことで、どんな状況下であっても大切なご家族のお顔をみることができます。面会は、ご利用者様のモチベーションを大きく左右します。ご利用者様がいつも明るくお元気であれば、施設全体が明るくなり、ひいては働くスタッフのモチベーションにもつながる。これからスタッフが働きやすく、ご利用者様がイキイキと暮らせる制度を検討・導入していきます。

