スタッフインタビュー詳細

関わるすべての方に、安心と喜びを。それが、介護福祉士として、副施設長としての私の使命です。

松原 順子
介護福祉士・ケアマネジャー
介護型ケアハウス「ソラーレ」所属
副施設長
2007年 入社
知識と視野を広げるために必要なのは、垣根を越えて連携し合うことでした。

介護保険が開始される平成12年、私の介護職への道はスタートしました。最初は介護保険の開始に伴い、ヘルパー2級の講座が多くの場所で開催されていたので、受講していました。ですが実際の現場に入ると、自分の存在が誰かの役に立てる喜びを感じ、利用者さまの生き方や生活をどう支えていけるか、もっと私がしてあげられることはないかと、常に考えるようになっていました。特養や訪問介護事業所で、介護福祉士だけでなく、施設外のサポートもできるケアマネジャーも経験。なかでも訪問介護は、一人の利用者さまと密に関われましたが、介護面や特に医療面でわからないことがあっても、一人で対処をしなくてはいけないので、多くの不安や悩みを抱えるようになりました。そんなとき、入れ替わりできていた当法人の訪問看護の職員が、一緒に担当していた方だけでなく、他の利用者さまで感じる医療面の疑問に関しても、丁寧に教えて頂いたんです。他の職種や事業所との連携は、自分の視野と知識も広げられるとわかり、次は訪問看護もある事業所に入職したいと考え、当法人へ転職をしました。今では、正規・非常勤合わせて20年以上介護の仕事に携わり、天職といえるようになっています。

利用者さまと職員が安心できる場所へ。明るい雰囲気をつくることも、副施設長の大切な仕事です。

現在は、介護ケアハウスのソラーレで副施設長を勤めています。2019年の5月に開設したばかりなので、入居に関する問い合わせやご案内、手続きなどの業務を中心に、職員との面談やリーダーと現場での取り組みなどを決めている最中です。施設には、ご自宅や入所先、入院先など、それぞれ違う環境で生活をしていた人が集まります。ですが、みなさん共通して「家に帰りたい」という想いは、必ずどこかに持っていらっしゃいます。他の利用者さまとの共同生活の中や環境が変わっても、ご自宅にいるかのように遠慮なく、毎日の中に楽しみがあるような環境づくりをしていきたいです。
利用者さまに楽しみや安心を届けられるかは、職員の働く環境も大きく関係します。施設の運営だけでなく、働きやすさを提供することも副施設長の重要な仕事です。管理職だからと壁を感じず、本音を話しやすい存在になれるよう、「お疲れ様」「変わったことはない?」など毎日の積極的な声掛けは大切にしています。また、職員が記入する記録で、新しい取り組みをしていたり、楽しく過ごせたなどの報告を見たら必ず評価しています。目に見える部分だけでなく、見えにくい部分からもしっかりと職員一人ひとりを見守っている。そんな安心感を覚えてもらえたらうれしいですね。

人生の一部になる仕事。利用者さまにも自分自身にも、悔いのない日々を届けていきたいです。

私たちの仕事の大きな魅力は、利用者さまの最期に関われることだと思います。長い人生の中のほんの一部にあたる期間ですが、その方自身のゴールといえる大切な時間を一緒に過ごしています。貴重な1日1日を穏やかに楽しく過ごせる手助けができるよう、思い立ったことはすぐ行動に移しています。私たちにもいえることですが、特に高齢者にとって明日は必ずやってくるものとは限りません。過去に入院をしたけれど、元気になったと聞いた利用者さまがいたので、時間ができたら会いに行こうと思っていました。しかし、後日訪ねてみるとすでに亡くなられていたことがあり、とても後悔の残るお別れになってしまいました。この苦い経験が、時間には限りがあるから、先々でなく今日という1日1日に対してのサポートを自然に考えられるきっかけになりました。私たち職員の手で、利用者さまにも悔いのない楽しい時間を届けられるような施設をつくっていきたいです。
職員は、接客や事務職など異業種からの転職者が多く在籍し、得手不得手を補い合いながらみんなで助け合い、それぞれのスキルや得意を認め合い成長し続けています。新しい環境で不安を感じる新人さんも、職員みんなに助け合いの精神が根付いているので、すぐに馴染んでいただけます。やすらぎ福祉会だから感じられる安心や居心地の良さを、あなたもぜひ味わいにきてください。

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