大好きだった祖母の存在が、介護職を志すきっかけです。幼い頃、手をつないで歩いていた祖母が、小さな段差につまずき転んでしまったことで、寝たきりの生活を余儀なくされました。大切な存在であるにもかかわらず、何もしてあげられないまま最期を看取ったとき、幼いながらも「ヘルパーさんのように、自分も祖母を支えたかった」という悔しさや、「私の力で人を助けたい」という強い想いが芽生えた瞬間は、今でもはっきりと覚えています。そんな子どもの頃の経験から、介護職を目指し福祉の大学へ進学。就職活動の1社目に出会った『やすらぎ福祉会』に入職をしました。最初は自宅からの通いやすさを重視していましたが、今では上司を含め職員みんなに恵まれた当法人を選び、本当に良かったと感じています。特に入職したての頃、常に自分を気にかけてくださり、寄り添ってくれた主任がいなければ、今の私はいなかったかもしれません。壁にぶつかってしまったときの自分を支え、今日まで続けられる力をくれた職員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
介護福祉士×相談員×リーダー。『やすらぎ福祉会』だから、介護を極められました。
入職してから8年間、「さくらホーム」で勤務をしています。最初は介護福祉士として短期入所の方のサポートをしていましたが、1年目を終える頃にある転機が訪れました。当時、相談員をしていた職員が退職することになり、新人の頃にお世話になった主任がとても困っていたんです。その姿を見て、お世話になった主任を今度は私が助けたいと強く思い、相談員へ職種を変える決意をしました。相談員になってからケアマネジャーやご家族とも関わる機会が増え、以前より視野が広がってきました。今では職種や施設の垣根を越えた連携が自然ととれるようになるなど、外部にも目を向けられるようになっています。
ご家族や職員とコミュニケーションをとるうえでは、親しみやすさと笑顔を大切にしています。仕事のことはもちろんですが、プライベートの話も交えながら積極的に自分から声をかけ、友人のように何でも話し合える関係を目指しています。不安を抱えるご家族には、息子さんやお孫さんのような職員以上の信頼関係を築き、心を許してもらえるような存在になっていきたいです。介護や福祉の仕事は、利用者さまやご家族と深く関わり合えるから生まれる喜びがたくさんあります。私の顔を見て嬉しそうな表情を見せてくれたり、「ありがとう」と感謝の言葉をいただけるときは本当にうれしく、活力を頂けているように感じます。
相談員になりたての頃、懸命に私をサポートしてくださった上司がいました。厳しいながらも一つひとつの業務を丁寧に指導していただく中で、「仕事は下準備8割、本番2割」という言葉がとても印象に残っています。「準備が完璧でないと本番で力は発揮できない、考えてからの行動が100%うまくいく」という教えは、今の私の大切な心がけです。そんな仕事の基礎部分を改めて気づかせてくれた上司から、「次はリーダー職を目指してみないか」と声をかけていただき、現在は相談員リーダーを任されています。リーダー職に就き、今度は私が多くの後輩を支える側に立ちました。職員との関わりを自らが積極的につくり、私に寄り添ってくださった上司のように、職員が安心できる環境を届けられたらと思っています。今後は管理職として重要な、職員をまとめる力を身につけ、副主任へのキャリアアップを目指していきたいです。
経験がないからと不安がらず、介護や福祉に少しでも興味のある方は思いっきり飛び込んでほしいです。職員同士の支え合いが根付く環境なので安心して働けますし、みんなが平等にステップアップのチャンスをもらえ、自身の成長も実感できます。私たちと一緒に、これからの『やすらぎ福祉会』を盛り上げていきましょう!
在宅サービス複合施設「さくらホーム」ショートステイ所属
相談員リーダー
2011年新卒入社