スタッフインタビュー詳細

定年退職後からバス業界に転職。畑違いの仕事を楽しんでいます。

横山 悟朗
コミュニティバス運転士 
2019年3月 入社
65歳からのチャレンジに成功し、バスドライバーデビューができました。

私は食品製造業界で定年まで働いており、第二の人生をどうしていくべきか悩んだ末、「まったく新しい仕事に就く」という答えを出しました。とはいえ、選択肢はあまりに広大です。実際長い間、具体的な職種を絞れずにいました。そんなときに、ふと頭をかすめたのがバスドライバーの道です。当社のバスは通勤でも利用しており、いわば身近な存在。声はかけやすかったのですが、免許も自信もありませんでした。しかし、チャンスがあるならやってみたいと感じ、思い切って大型2種を取得したのです。結果的にこの行動が功を奏し、65歳でバスドライバーになれました。その後の研修も手厚く、1ヵ月以上の時間をかけて基礎知識から機械の操作、ドライビングテクニックなどを教えてくれ、アドバイスもたくさんくれます。おかげで入社から2ヵ月後に晴れてひとり立ちできました。ドライバーの仕事は休みも十分ありますし、体力的にも問題ありません。挑戦してよかったです。

成長への手応えを感じながら、充実した日々を過ごしています。

私が携わるコミュニティバスは路線バスと比べ、住宅地やスーパー、病院などに停留所があり、より生活密着型です。狭い道にも入るので、余計に地元の生活の足として機能していると実感できます。現在担当する岩出市内のコースは、慣れ親しんだ土地であるのに知らない場所もあり、面白いですね。興味をひく場所を見つければ、休日に訪れています。乗客はシニア層が多いので、一番気を遣うのは車内の安全です。加速・減速の加減はもちろん、通行者の急な飛び出しによる急ブレーキも考慮した声かけも行います。たとえば、進行方向から見て左側にある座席の先頭は、前に壁がありません。もし、ブレーキを強く踏んでしまうと前につんのめってしまうことも。そうならないために、乗られる方がいるたびに「手すりにつかまってください」とお伝えしています。最近では地名にも詳しくなり、長時間運転に耐えられる集中力もついてきました。この年齢になっても成長できるのはうれしいですし、できるだけ長く働いて、地域に貢献していきたいです。

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