スタッフインタビュー

バスドライバー歴27年以上。変わりゆく街並みを見つめながら、定年まで無事故を貫きます。

宇野 秀紀
路線バス運転士
1994年5月 入社
変わっていく景色や人と、変わらない絆。

『和歌山バス那賀』で働くまで製造業界で働いており、私は異業種からの転職組です。もともと運転が好きだったのと、友人が先に当社へ入社したことがきっかけとなり、じゃあ自分もバスドライバーになろうと会社の門を叩きました。以来、ずっと地域の生活の足として、紀ノ川市内や岩出市内を走り続けています。当社の路線は「紀伊粉河線」「粉河熊取線」「岩出樽井線」の3つです。路線ごとに特徴があり、私が好きなのは「紀伊粉河線」。長いドライバー人生の中で一番変化のあった線で、大学や大学附属の高校ができたことで住宅も増え、お客様の層も若返っています。道も整備されましたし、交通量も増えたことでずいぶんと景色が変わりました。その一方で、昔から存じているお客様のお顔も変わらずお見かけします。地域の方たちと20年以上のお付き合いができるのは、路面バスならではの魅力なのかなと感じますね。変わるものと変わらないものとを楽しめる、バスドライバーの仕事はあきることがありません。

子どもたちの笑顔が、私の元気!成長していく姿に目を細めながら安全に送り届けています。

森崎 佳代
スクールバス運転士 
2005年4月 入社
スクールバス運転士は、家庭と両立しながら働ける仕事です。

仕事探し中に、『和歌山バス那賀』のスクールバス運転士募集を見かけたのが入社のきっかけです。所属する子ども会の移動で必要だったので大型免許をすでに持っており、資格を活かせると思い応募しました。その当時、会社に在籍する女性ドライバーは、私ひとり。とはいえ、当社には年齢や性別に関係なくコミュニケーションを取れる社風があるため、一度も居心地の悪さを感じたことはないです。それに、スクールバス業務は早朝と夕方前のみなので、合間に家事を行えます。朝の5時代に出社して一旦仕事を終え、9時代に帰宅。14時~15時に再び出社するというのが1日の流れです。運転する車も15人乗りのワンボックスカーか、マイクロバスなので運転がむずかしいということもありません。なにより、子どもの急な発熱などの際に柔軟に対応してくれたのがありがたかったです。おかげで、おさなかった我が子が成人したあとも走り続けられています。

コミュニティバスは人とのふれあいが楽しい。四季折々の風景にいやされながら今日も走っています。

永代 千裕
コミュニティバス運転士
2018年2月 入社
免許を活かせる仕事がしたくて、バスドライバーになりました。

前職では自動車学校で指導員をしていたので、免許はひと通り持っていました。定年退職して、別の職場を探したときに見つけたのが当社です。車の運転は好きだし、指導してきたので気を付けるポイントもわかっていたとはいえ、実際に自分の技術がどこまで通用するのか不安もありました。普段よりブレーキ・アクセル・ハンドルすべてに気を遣って乗り心地の良い運転を心がけていて、そのバロメーターになるのはフロントミラーに映るお客様のご様子です。うとうとされている方を見かけると、このバスは安全だと思っていただけているのかなと安心します。失敗はできない仕事なので最初はかなり肩に力も入っていましたが、経験を重ねていくことで周りも見えてきて余裕もできました。体力的にも問題ないですし、同僚とも仲良くなり、休みが合えばパークゴルフを楽しんでいます。これからの人生を謳歌しないといけないと張り切っていますね。

定年退職後からバス業界に転職。畑違いの仕事を楽しんでいます。

横山 悟朗
コミュニティバス運転士 
2019年3月 入社
65歳からのチャレンジに成功し、バスドライバーデビューができました。

私は食品製造業界で定年まで働いており、第二の人生をどうしていくべきか悩んだ末、「まったく新しい仕事に就く」という答えを出しました。とはいえ、選択肢はあまりに広大です。実際長い間、具体的な職種を絞れずにいました。そんなときに、ふと頭をかすめたのがバスドライバーの道です。当社のバスは通勤でも利用しており、いわば身近な存在。声はかけやすかったのですが、免許も自信もありませんでした。しかし、チャンスがあるならやってみたいと感じ、思い切って大型2種を取得したのです。結果的にこの行動が功を奏し、65歳でバスドライバーになれました。その後の研修も手厚く、1ヵ月以上の時間をかけて基礎知識から機械の操作、ドライビングテクニックなどを教えてくれ、アドバイスもたくさんくれます。おかげで入社から2ヵ月後に晴れてひとり立ちできました。ドライバーの仕事は休みも十分ありますし、体力的にも問題ありません。挑戦してよかったです。

安全意識とお客様への感謝を胸に、 ハンドルを握っています。

土岐 和宏
路線バス運転士
2020年入社
「ありがとう」の言葉が何よりの原動力。お客様の存在に支えられています。

前職は製造業。『和歌山バス那賀』で働く知人の紹介を受け、転職しました。とはいえ、実務経験はもちろん大型免許もなかったので、最初は資格の取得からスタート。会社から費用等のサポートを受けられたのでありがたかったですね。それに、免許取得後は教習期間もあり安心でした。所長をはじめ助役や先輩運転士も優しい人が多く、気にかけてくれることばかりだったので嬉しかったです。
現在は運行する3路線すべてを担当。ハンドルを握るからこそ気付いたことも少なくありません。たとえば、ご年配のお客様が多い「粉河熊取線』の中には道幅の狭い山道もあるので、他の路線以上に慎重な運転が求められます。一方、通勤客や学生が大半を占める「紀伊粉河線」は、最も走行頻度が高いため慣れるのは早かったですし、今では一番走りやすくて好きな路線になりました。それぞれ特徴は違っても、お客様の「ありがとう」から得られる喜びは変わりません。感謝の言葉をいただけるとやりがいは大きいですし、お客様の存在やお言葉がモチベーションアップにもつながっています。

スキルも視野も広げ、 次世代の活躍を後押しできる存在へ。

森下 勇輝
路線バス運転士
2021年入社
運行を支える側から運転士へ。憧れを叶えた今も、理想を追い求める毎日です。

以前は、リムジンバスの運行を行う会社でキャリーケースの積み下ろしや切符の販売をしていました。転職を考えるようになったのは、身近な存在であるバス運転士に憧れを抱くようになったからです。そこからすぐに大型免許を取得。転職先を探していたところ、偶然『和歌山バス那賀』の求人を見つけ、入社を決めました。とはいえ、当時は地域の足となるバスの運転に緊張感を感じていましたし、長年、地元の泉佐野に住んでいたので、和歌山の地に馴染めるのだろうかという不安も少なからずありました。ですがそれ以上に、憧れの仕事に就く楽しみのほうが大きかったですし先輩たちも温かく迎えてくださったので、新しい環境でもすぐに溶け込めましたね。
入社後は、停止の仕方や曲がり方、ミラーの確認位置といった運転の基礎を教わるほか、助役や先輩運転士の指導のもと路上での訓練も行い、3ヵ月後にひとり立ちしました。今も未熟さを痛感することがあるものの、場数を踏むことで少しずつ自信も感じられるように。とにかく前向きにハンドルを握ることで、もっと運転技術が磨けるよう頑張っています。