スタッフインタビュー詳細

寿司学校は日本食文化を学び、楽しむ場。感動をつくる面白さを感じながら、日本の良さを再発見しています。

白井 慶子
2019年入社
寿司学校は「楽しい」を主軸とした、エンターテイメント型スクールです。

「うめもり寿司学校」はお寿司と日本の食文化の良さを楽しく学んでいただくための施設で、現在では海外の方をはじめとした多くの人々にご利用いただいており、1回の生徒数は最大30名です。中心となって指導するリーダー先生と各テーブルでお客様のサポートを行うテーブル先生に分かれて、寿司づくりのノウハウをお伝えしています。用意した8種類のお寿司のネタの説明を行った後に実際ににぎっていただき、完成するたびに行っていただくのが、当社が考えた「らっしゃいポーズ」。お寿司をにぎるポーズをしたまま、左手を前に出し「ワン・ツー・スリー」の掛け声とともに、「らっしゃい!」と威勢よく発声していただいています。みんなで大きな声を出しながらつくることにより、8貫目をにぎるころには場も大盛り上がり。自分でつくったお寿司を食べたら、最後は卒業式を行い、校長先生が全員に修了証書をお渡ししていきます。この校長先生こそ、約1時間30分の寿司づくり体験の思い出に、花を添える存在です。ただ修了証書を手渡すのではなく、声や動作、雰囲気にも気を配ったパフォーマンスを行える人が選ばれており、常に切磋琢磨していけるように、社員全員参加の校長先生選手権を定期的に開催して、腕を磨いています。トップの校長先生になると、本当にエネルギッシュで一目見るだけで印象に残りますね。「そこまでやるのか」とおどろくほどサービス精神旺盛な先生たちが集まっているので、自分もその位置まで上がりたいと燃えています。

日本の文化を発信する側に立ったことで、初めてわかったことがたくさんあります。

『梅守』に入社する前は、オーストラリアに住んでいました。寿司学校でも英会話のスキルが活きており、お客様とのコミュニケーションもスムーズです。お客様の興味は日本全体に向いておられるので、山焼きの話で盛り上がることもありますし、あるフランス人親子はてんぷらの調理のコツや日本独自の盛り付け方にまで話が及び、フランス料理と同じく無形文化遺産に登録された和食の特徴を熱心に聞き込んでいました。寄せられるたくさんの質問に答えていけるように、和食への理解を深める研修に積極的に参加して勉強したいですね。この仕事を通して、私自身も日本を知りたいと思うようになりました。また、お寿司を実際につくってみると、シンプルな外見からは想像できないくらい、実は細かい工夫が積み重なった料理だとわかります。たとえば、シャリは片手で軽くにぎるのですが、それは口の中に入れたときにお米がほどけていくような食感を出すためのテクニック。小さな俵型に整えたシャリにネタを乗せ、最後に両手を使ってやさしく押す行為も、空気を入れて食感を良くするための動作です。知るほど興味もわいてきますし、この魅力を多くの方に伝えたいという想いも強まっています。英語の能力を買われて、最近では先生だけでなく、営業にも出るようになりました。国内外に出向き、現地の旅行会社の方に寿司学校の良さをアピールしています。いまの目標は、校長先生になること。確かな知識とサービス精神を身に付け、学び以上の感動をお客様に届けたいです。

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