子どもが大きくなって学費がかかるようになったため、生活費の足しにできればと思ってこの仕事を始めました。ホテル業界を選んだのは、もともとホテルの専門学校を出ており、ホテルが好きだったからです。客室清掃や点検スタッフの仕事は子どもが学校に行っている間に働くことができるので、条件的にもぴったりでした。
ホテルは世界中の人が行き交い、くつろぐ場所。そして私たちは、そのようなお客様を誠心誠意もてなすという仕事です。その中で、私たちの仕事は「裏方」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、ホテルの評価を左右するとても重要な役割だと思います。お客様と接する機会こそ多くありませんが、すれ違うときに挨拶すると返してくれますし、ときには在室中にチェックや清掃をすることもあります。いろいろな人とお会いしている実感があってすごく楽しいですね。
この仕事はホテルの評価を左右する重要な役割です
お客様を誠心誠意もてなすことが大きなやりがい
【1日の流れをご紹介します】
ホテルにとって重要な商品である客室を、一部屋一部屋丁寧に仕上げます
出社したら、まずはブリーフィング。今日の客室を何名にするか、ベビーベッドを入れる客室はあるか……などといった情報を共有します。作業はまず部屋の鍵開けから始まり、中の状態や忘れ物がないかなどをチェック。清掃スタッフに「この部屋からお願いします」と指示を出したあとは、札のついているステイのお客様の部屋をノックし「清掃は何時にいたしますか?」とお聞きしていきます。
昼食のあとも部屋のチェック作業をしていき、気がつくと退勤時間になっています。ゴミの回収、水回りなどの拭き掃除、掃除機がけ、どれも大切な作業ですが、新しく入ってこられた方が苦戦するのは、やはりベッドメイクですね。
客室清掃に関してはひと通りできるようになるまで1ヶ月、それをある程度のスピードでこなせるまで平均3ヶ月程度。点検スタッフを希望される方でも、客室清掃の研修から入ります。
職種:点検スタッフ(パート社員)
社歴:6年