大型二種免許を取得して入社されたという形で約3週間の研修を受けられたということですが、研修の内容は具体的にどのようなものですか。

運転士
まずは大宮・上尾線を走行して、アクセルやブレーキといった大型車の運転感覚を身に付けます。やはり普通自動車とは感覚が全く異なりますから、大型車の感覚に慣れることが第一ですね。

その際には教導運転士の方は同乗されるのですか。

教導運転士
同乗しますね。通常の営業ではなく、まずは空車で走行します。先程、大宮・上尾線といいましたが大宮駅~上尾駅の路線は、ほとんど一本道なんです。経験のない運転士には覚えやすい路線なので、ここで走行の練習を行います。教導運転士が同乗して、空車走行を行って、お客様を乗せて大丈夫かを見極めた後、上司が同乗し判断します。そこでOKが出れば、初めてお客様を乗せて営業運転という流れになっています。初めての営業運転を行う訳ですから、最初は教導運転士が同乗します。そこで実際の営業、バスの運転、お客様対応・運賃対応等を学んで、一人でも大丈夫だとなるまで教導運転士が教えていきます。

期間は人それぞれといった事でしょうか。

教導運転士
そうですね。やはり個人個人で異なりますから、その人自身の状況を見て行いますので、期間はそれぞれの習得度合いによって異なります。

研修で一番難しかったことはなんですか。

運転士
やはり大型車ということで他の駐車車両の間を注意しながら走行するというのはとても緊張します。緊急車両と違ってバスは優先してくれないので、その間を抜けて走行するのが最初は大変でした。

運賃箱や多数の計器等の操作機器についてはどうですか。

運転士
毎日のように操作しているので、特段難しいという印象はないですね。マイクに関しても、最初から「こういう風に操作するんだよ」と教えてもらっていたので段々と慣れていきました。長い文章等をいう時には噛んだりもしましたが。

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