新人社員研修
入社後は、新入社員研修を約3週間受講していただきます。前半は、主に座学で、法令関係・就業規則等の規程関係や点呼の実施方法などを学びます。後半は、実際にバスを用いた日常点検や走行訓練など実践に近い研修内容となっており、運転士としての基本を学びます。
日常点検
毎日、運行前に車両点検を行います。点検項目は、すべて確実に実施しなければなりません。全運転士が同じ基準で点検ができるようにするため、会社で定めた順序・点検方法を学びます。
接遇訓練(ロールプレイ)
運転士は、安全にお客様を目的地まで輸送するだけでなく、お客様に目的地まで快適にご乗車していただくために、車内マイクでのお客様応対など接遇面も大切になります。研修では、ドアの開閉操作や車内・車外マイクを活用したお客様への案内など、研修生が運転士とお客様に分かれてロールプレイ形式で実施することで、より実践に近い状況で学びます。
シニア体験
シニア体験では、ゴーグルやサポーターなどの器具を装着することにより、視界や動作など高齢者の疑似体験をします。加齢による身体機能の低下や心理的に、どのような状態にあるのかを理解することができ、今後の乗務に役立てることができます。また、スロープ板の使い方や車内での固定具の操作など車椅子の対応についても学びます。
走行訓練
新入社員研修では、指定された行路を空車走行し、バスの車両感覚や大型車の特性を学びます。配属後も引続き走行訓練を実施しますが、運行している路線を実際に走行することで、車両特性に加え、道路特性も学びます。空車走行で経験を積んだ後、さらに実車走行で経験を積みます。運転士として独立ちするまでは、教導運転士が指導・サポートしますので、安心して研修を受けることができます。