スタッフインタビュー

リサイクルには〝無限の可能性〟

生産部・統括課長
関口 勲
勤続22年。趣味はサーフィン。

私は別の会社で長距離トラックのドライバーとして勤めていて、22年前にトベ商事に転職しました。輸送課ドライバーを11年、作業所の主任を6年経験し、現在の生産部では9つある工場の運営や管理などを行なっています。
 今では会社全体を見渡す立場になり、また見学にいらした取引先の方へ会社説明を行うこともあります。その中でトベ商事の価値や魅力とは何か考えることが増えました。

 私は、あらゆる物に「作る人」、「運ぶ人」、「使う人」、「片付ける人」がいると思っています。その中でトベ商事は「片付ける人」です。ごみは人間が生きている限りなくならない。また、社会の動くスピードがどんどん早くなる中で、ごみの種類や出る量も増え続けてきました。人々がごみを減らしていくことを意識するようになった今、ごみに関する規則やルールが増え「片付ける人」の役割はますます大きくなってきています。

 さらに私たちの仕事はただごみを片付けるだけでなく、どうやって資源として再び生かしていくかを追求するものです。そのために日々機械の開発をしたり、無駄にする部分を減らす研究をしています。
 リサイクルの現場には、まだまだ進化していく可能性が無限にある。それがこの会社の魅力であって、自分自身の仕事のやりがいにもつながっています。

〝人を大切に〟守りながら変化を

社長室
中山 雄也
勤続20年。趣味は家族との時間。

新卒で入社後、システム管理・総務を経て、現在は社長室に所属しています。トベ商事の魅力のひとつは、明治26年から長く続いてきた歴史だと考えています。それぞれの時代に合わせた変化をしてきたことの証です。さらに次の100年を生き残っていくため、自分も含めた社員皆が、会社が大事にしてきた「人を大切にする」という理念を守りつつ、変化していくことを意識していかなければならないと考えています。

 社長・副社長の「トベ商事で働く人たちを大切にしたい」という思いは常日頃から伝わってきます。例えば、私が自分の部下に業務のことで指導や注意をしたとします。そうするとしばらく経ってから「さっきの話だけど、こんな感じの伝え方にしたら、もっと上手くいくんじゃないかな?」と社長からアドバイスをもらうことが。本当に一人ひとりを良く見ているなと感じます。

 またトベ商事は中小企業に多いワンマン経営では全くなく、現場の声がかなり反映されていると感じています。特に社長は本当に親分肌で、社員が困ったときに「社長、なんとかしてください!」と言われると、直接行って親身に話を聞くんです。まれに我々管理職が知らない現場のことを社長から伝えられて驚くなんていうことも・・・(笑)。そういうところがトベ商事の働きやすさにつながっているんだと思います。

年齢・役職を超えた信頼関係

業務部輸送課・主任
伊藤 直道
勤続14年。趣味はフットサル。

私がトベ商事に入社して、今年で14年目です。それまでは、広告代理店や飲食店で働いてきましたが、どれも長くは続きませんでした。そんな私を心配して友人が紹介してくれた会社がトベ商事です。友人の紹介なので「最低でも半年は働く」と約束し派遣社員からスタートしたのですが、風通しが良く働きやすい環境で気がつけば14年が経っていました(笑)。

 ドライバーからスタートし、現在は輸送課の主任を務めています。企業や大手コンビニチェーンからごみを集める回収車の手配や、ドライバーの勤怠管理などが主な業務です。新規の案件などでは、自分で回収車に乗って現場に行くこともあります。
  社内にはドライバーが約70人います。なるべく密なコミュニケーションをとることや、全員に分け隔てなく平等に接することを心がけています。ドライバーの大半が自分より年上なので、なおさら気をつけているところもありますね。
 
 ドライバー同士以外でも、社内では年齢や立場を超えて気を配り合う文化があると感じます。大雪が降ったときや夜中に出発するときには「気をつけて」と声を掛け合ったり、上司に困りごとを相談したらLINEですぐに返事が来たり。
 今後、入社される方のためにも、こうした雰囲気を保って、仕事にやりがいを感じながら長く続けられる環境を作っていきたいです。

お客さまの満足で「努力が実った」

営業1課・コンビニ部門担当営業
石井 誠
勤続4年。趣味は草野球。

トベ商事に入る前から人材派遣企業などで勤務し、ずっと営業畑でした。廃棄物の業界はトベ商事が初めてですが、業界研究をするうちに想像以上に広がりのある業界だと分かったのが入社を決めた理由です。
 
 トベ商事では自治体が集める資源ごみの受け入れだけでなく、幅広い企業との取引を行なっています。私が営業を担当しているコンビニエンスストアからのごみ回収もその一つで、都内の多数の店舗を担当しています。
 営業の最も大事な仕事は、現場でのトラブルを未然に防ぐことです。コンビニでは近隣で花火大会があったり、おでんなどの季節商品が出る時期になると、ごみの出る量は段違いに増えます。その時に回収が遅れ、ごみが回収ボックスからあふれた状態が続けばクレームにつながってしまいます。
 トベ商事では長年にわたり、各店舗でのごみの量の推移をデータ化しているので、それに基づき「そろそろ回収の回数を増やした方がいいんじゃないですか?」と提案を行うことができます。コンビニのオーナーは皆忙しいので、ベストなタイミングでのお声がけが喜ばれますね。
 
 担当店舗数が多いので時間に追われることもありますが、何と言っても営業の醍醐味はお客さまとじっくり向き合って仕事ができることです。お客さまから感謝の言葉を聞くと、やはり「努力が実った!」と大きな達成感を感じますね。

「70歳までトベ商事で働きたい」

洗びん作業所・検査員班長
岡本 賀州子
勤続24年。
洗びん作業所・検査員
谷 香
勤続5年。
(写真左から岡本、谷)

岡本 洗びん作業所の検査員は、洗浄後のびんに傷や汚れがないかをチェックします。私はトベ商事入社前から検査作業に携わっていて、洗びん検査員一筋です。びんが好きなんです、可愛いなって思う(笑)。
谷 私は全く別の仕事をしていて、以前所属していた派遣元からの紹介がきっかけで入社しました。私も働いているうちにだんだんとびんに愛着が湧いてきました(笑)。傷の形とか一つひとつ違うんですよ。

岡本 検査には集中力が必要です。集中力を維持するため、基本的には10分程度でポジションをローテーションしていきます。
 そうは言っても人間なので、寝不足の日があったり、心身が万全でないときもあったりしますよね。そういうときはお互いに「どうしたの?大丈夫?」と声を掛け合います。チームワークもとても大切なんです。
谷 私は10代の子の世話もしているので、仕事を終えて切り替えて家のことをやって・・・と時間に追われることもあるんですけど、職場が気晴らしになっていることも多いです。育児の先輩でもあるみなさんに愚痴を聞いてもらったり、あとは日頃のささいな出来事を話したり。「今日の夕飯は何にするの?」とか。とても家庭的な雰囲気です。
岡本 男性が多い職場ですが、肩身が狭いと感じたこともないですね。

岡本 私自身、検査員という作業をする中で、やはり世の中でもっともっとびんを使ってもらいたいという思いがある。なんでも使い捨てでぽいっと捨ててしまうのでなくて、リユースしたびんだったら3~5回ぐらいは使えますから。
谷 私も洗びん検査員という仕事が好きですし、業務を通じて少しでも会社や社会に貢献していければ。トベ商事はあたたかい職場で居心地がいいので、できれば70歳までお世話になりたいと思っています(笑)。