「スリーエスフーズ」は関西地区を中心とするさまざまな地域へ、みんなの笑顔を引き出す美味しさを届けています。1日20万個もの生産高を誇る工場では、どのようにしてパンが作られているのでしょうか。今回、シュガーロールやクロワッサンなどの製造を手掛ける、ペストリー課での主な4つの製造工程をご紹介します。
① 仕込み
土台となるパン生地を作ります。小麦粉、水を専用タンクからミキサーに流し入れ、イーストを加え混ぜ合わせます。生地を発酵させ膨らませた後、砂糖や油などを加えふたたびミキサーでこねていき完成です。ほとんどが製造機を使用しての作業のため、機械の操作や材料の計量・補充がメインの仕事です。レシピやマニュアルがありますが、その日の湿度や温度により仕上がりに変化が生じるため、最終的には担当者自身が生地に触り弾力や感触を確かめ、混ぜる回数や時間を微調整しながら完成へと近づけます。担当者の判断ひとつで仕上がりの良し悪しが決まる、大事な工程のひとつです。
② 成型
できあがった生地にマーガリンシートを挟み、折込みを繰り返します。生地を何層にも重ねることで、焼成後にサクサクした食感が生まれます。その後、パン1つ分の大きさに生地をカットし形を整えます。手作業で生地を丸めたりつなげたりする場合もあります。最初は成型の仕方や一連の流れなど、イチから指導します。作業は4~5名体制で行うため、常に先輩が近くにいる環境です。いつでもサポートできる体制を整えていますので、安心して取り組んでください。
③ 焼成
成型されたパンを、醗酵室に入れて膨らませます。その後、商品の種類により上火・下火の温度調整、焼き時間の調整をしながらオーブンで焼いていきます。焼成後は焼き色だけでなく、長さや高さ(ボリューム)、パンの断面を見て内層がきれいに出ているかといった細かな仕上がりも確認し、次工程の包装の作業場まで流していきます。
④ 包装
流れてくるパンを包装する個数ごとにまとめて、包装機で包装し、出荷用の箱に詰めていきます。オペレーターとして機械のセッティングや調整を行う人や、手作業で検品や箱詰めを行う人がいます。パンに異物を混入させないことや、注文頂いた数量を間違いなく完成させることが大切です。包装された製品は配分場へ運ばれ、出荷先別に仕分けされ、トラックで出荷されます。
設備紹介 ①社員食堂
最大22名が利用できる広々とした食堂には、自動販売機やテレビ、ゆったり座れるソファーも完備。朝食は290円、お昼の定食は360円と格安で栄養満点の食事を楽しめます。また、1個50円でパンを購入できるなどお得がいっぱい♪おしゃべりを楽しんだりお昼寝をしたり、思い思いに過ごせるスタッフみんなの憩いの場です。
設備紹介 ②休憩スペース
男女共有の休憩スペースの他、女子更衣室にはソファーやマッサージチェアー、テレビ、洗面台を完備した休憩スペース、男子更衣室にはシャワールームをご用意しています。着替えはロッカールームで行います。作業着は基本的にご自宅で洗濯していただきますが、180円の負担で会社のクリーニング業者に依頼することも可能です。