当社が和菓子の原材料をお届けしているのは、主に街の和菓子屋さん。夫婦やご家族で営んでいるお店が多いため、必要なときに必要な量だけお届けする小口配送をポリシーとしています。それが可能なのは、自社配送を行っているから。配送効率化のためにある程度まとまった量からでないと発注を受け付けない問屋さんが多い中で、少量でも配送を行うのは、地域に親しまれる和菓子屋さんに長く続いて欲しいからです。
伝統を守り、幸せな未来を創る
代表取締役 植田 健
和菓子の文化を守るために
和菓子の文化を盛り上げるために
当社のような卸売業は、小売店と生産者をつなぐ立場です。例えば、甘露煮にする金柑は、年々生産量が減少しています。金柑をお菓子に使う機会が減っているからです。生産者や生産技術を守るためにも新たな市場を開拓し、和菓子の原材料を洋菓子やパン、外食店などでも使っていただく取り組みを行っています。また英語版ウェブサイトで海外にも情報発信を行い、ドイツのホテルとの取引も始まりました。
幸せに働ける会社であるために
当社の経営方針には「社員、家族を幸せにする」という項目も掲げられています。配送・営業を行う社員は、配送が終わったら直帰できる体制にしています。駐車場は会社負担で自宅近くに借りられます。ITの導入で日報などの事務仕事の手間を短縮したり、新商品や営業活動の情報共有をスムーズにしたり、勤務時間を短くするための取り組みも行っています。今後は、パートタイムの配送業務など女性や幅広い層が活躍できる体制もつくっていきたいと思っています。