幅広い工程を一貫して担える環境が魅力
電力システムの未来を支えていきたい

前職では電機メーカーにて、発電所や変電所に設置される監視制御装置の組込みエンジニアとして、アプリケーション開発からデバッグまでを一貫して手掛けていました。自分が設計したソフトウェアをテストする段階まで深く関わっていたのですが、経験を重ねるにつれ、「より上流の工程に挑戦したい」という思いが強まりました。

そのようなときに出会ったのがSBパワーです。システム企画課は、要件定義や企画、開発に加え、運用・保守、セキュリティ対応、さらにはインフラまで幅広く関与できる組織です。フルスタック的に工程全体を経験できる環境は、自身のキャリアを広げるうえで大きな魅力でした。また、生活インフラである電力小売の領域に携われる点も決め手となり、転職を決意しました。

現在は、顧客管理システム「ENESAP」の企画・要件定義・運用を中心に、インフラや外部監査なども担当しています。ENESAPは、電力サービスを利用するお客さまの情報を一元的に管理する基幹システム。サービスの仕様を設計し、関係部署と調整しながら新たなプランをリリースできたときには、大きな達成感を得られます。特に市場連動型の新サービスをリリースした際には、企画から実装までの一連の流れを自ら主導できたことに強い手応えを感じました。

仕事で心がけているのは「目的意識を持ち続けること」。単にシステムを作るのではなく、「何のために取り組むのか」を関係者と共有し、ベンダーを含めて一体となって進めることを大切にしています。さらに、限られた時間で成果を最大化するため、タスクの優先順位付けや時間管理にも常に意識を向けています。事業部門と直接やり取りできる距離の近さもSBパワーならではで、現場のニーズを肌で感じられるのがこの仕事の面白さだと思います。

SBパワーには、社員の成長を後押しする制度が整っています。特に資格取得支援は心強い制度で、私自身も応用情報技術者試験や、Microsoft Azure認定資格（AZ-104）などを取得することができました。そのほか、会社独自で支援する資格もあり、日々の業務に直結するスキルを着実に磨ける環境です。
また、ソフトバンクグループ共通のサークル、部活動のほか、有志による同好会もあり、仕事以外の場で生まれる他部署やグループ内での交流が、自然なコミュニケーションのきっかけになっています。

今後の目標は、担当しているENESAPの安定稼働を継続的に支えることです。そして将来的には、会社が取り組むさまざまな事業に貢献し、電力業界に新しい価値を届けるサービスづくりに関わっていきたいと考えています。エンジニアとして幅広い知識を吸収しながら、事業全体にインパクトを与える仕事に挑戦していきたいです。