入社当時は空調事業部しかありませんでしたので、入社後は空調事業部でエアコンの修理や点検の仕事をしていました。入社から10年近く経つ2007年に、ビルメンテナンス事業部を開設することになり、私もこの新事業部の立ち上げメンバーに選ばれて異動しました。ちなみに、ビルメンテナンス事業部では営業職になりました。以来、ビルメンテナンス事業部での勤務が続いています。2021年にこの事業部の部長になり、物件・パートスタッフを管理する社員の統括管理をしています。具体的には、社員が申請してきた管理物件に対しての請求業務の承認や、社員だけでは対応できない案件の調査、クレーム対応などです。当事業部の事業は、社員が清掃員や警備員、カート整理員といったパートスタッフに指示をするなど人が人を動かす事業になります。そのため社員には、「パートさんの話はどんな小さなことも真剣に聞こう」とパートスタッフとの関係性を大切にするように伝えています。みんなこの姿勢で仕事をしていますので、パートスタッフも見守られている安心を感じながら働いてくれています。
人がいてはじめて成り立つ仕事ですから、とにかく人を大事にしています。
営業職を始めてから2~3年は、金額の小さな仕事をよく担当していました。「金額の大きな仕事をしたい」という想いとは裏腹に。ただ、目の前の仕事に一生懸命に取り組めば、お客様と関係を深めていくことができ、信頼関係が築ければ、次第に金額の大きな仕事を依頼していただけるようになることを知りました。つまり、人と人とのつながりを第一に仕事をすることで、仕事は発展していくことを実感したのです。この経験から「仕事は金額じゃない」をモットーにするようになりました。あと私が仕事をする上で実践していることは、“ご依頼は断らない”です。スケジュール的にむずかしい場合もあるのですが、“できる”を前提に、各社員が立てたスケジュールを割り振りして、なんとかご依頼にお応えできるようにしています。これも、お客様との信頼関係を築く上で大切なことだと思っています。やりがいは、一つの案件を終えた後に、再度ご依頼をいただけたときですね。認めてもらえたことを実感できるうれしい瞬間です。この信頼関係を築くため、先にも申しました、金額の多寡に関わらず、どんな仕事にも真剣に、手を抜かないで取り組んでいます。
ビルメンテナンス事業部という大きなくくりだけでなく、事業部内に清掃、警備、設備などの各分野のスペシャリストを育て、清掃課、警備課、設備課といった課をつくることが、今の私の目標です。あと若返り。事業部の社員の年齢が高くなってきていて、会社の将来を考えると、この先“若返り”は必ず直面する課題になるはずですので、若手メンバーの増員を推し進めていくことも、今後やっていかなければならないことだと考えています。弊社には、大手企業にはない“伸びシロ・可能性”があります。それと自由度が高く、和やかな雰囲気があるところも働く上で大きなアドバンテージになっていますので、職場にもいち早く馴染めます。あと、ビルメンテナンスは目立つ仕事ではありませんが、ロボットにできる業種でもありませんので、今後AI化が進んでもなくならない仕事だと思うのです。身につけた技術・知識をずっと活かせ、将来を見据えて長く働けますので、安定して働きたい方は、ぜひ飛び込んできてください。一緒に『サンコービルサービス』の“これから”をつくっていきましょう。
1998年4月入社