笑顔は世界の共通語。
施設に笑顔の花を
たくさん咲かせています。


PROFILE
ベトナム出身。花が好きで、富士山や紅葉といった好きな風景がたくさんある日本での就業を希望し、母国の高校卒業後に日本語学校へ入学。恩師や母親の勧めもあり、当初は希望していなかった介護の世界へ飛び込み、前職の大阪にあるグループホームで4年ほど勤務。その後、以前から知り合いの代表とともに、笑顔満開で心を起こすケアを提供する。


インタビュー INTERVIEW
日本に行きたいけど介護の仕事はしたくない。そんな私の想いを変えた恩師のひと言。

実は、ベトナムにいるとき、日本で働きたいけど介護は一番就きたくない仕事でした。そう思っていた私に日本語学校の先生が「介護は合うよ」と言ってくれたのです。私の性格を熟知してくれていますし、仕事中のケガが少なく、座ることもできる仕事だからと勧めてくれました。自分一人では決めきれずに相談した母親の「やってみたら」と背中を押した言葉が決め手です。来日後、介護の仕事についていろいろと勉強したいから、まずはグループホームで働いてみたいと思い、就職しました。それが前職のグループホームです。前職時代、利用者様のご指摘にストレスを感じて、やめたいと思ったことも正直ありました。夜勤や認知症の方とのコミュニケーションの難しさも大変だったことを覚えています。
介護の仕事を、諦めたくない。当施設でもう一回チャレンジすることにしました。

介護の仕事を諦めかけたものの奮起して、他の施設で働き視野を広げようと考えたのが転職の理由です。実務者研修に通っていた際に出会い、その後も連絡を取り合う関係を築いていたポルトボヌールの代表から「ここかえるからくに」を立ち上げる話を聞き、グループホームよりさまざまな状態の利用者様の介護ができて勉強になると興味が湧き上がり、チャレンジしたくなりました。前職のグループホームと住宅型有料老人ホームとは、個人的に人数の違いを実感しています。当施設のほうが多く、最初は戸惑ったものの、先輩が横について教えてくれたので慣れるのも早く、入社1ヵ月後にはひとり立ちして夜勤にも就いています。同じベトナム出身の職員はいませんが、職場のみんなは、やさしい人ばかりなので、寂しさを感じることはありません。
感謝の言葉が明日への原動力。日本語スキルも、介護系の資格も、さらにアップさせたい。

仕事をするうえで心がけているのは、利用者様のお話しに耳を傾け、希望を尊重することです。「こういうことがしたい」ということがあれば、一緒にできることをやるようにしており、利用者様から「お世話になりました」「ご苦労様です」「ありがとう」とおっしゃっていただけるとやりがいを感じます。仕事は大変ですけど、その言葉がある限り頑張ろうという気持ちになります。現在は介護福祉士を取得。これから、日本語検定の1級を取ること、そしてケアマネージャーの資格を取得することが目標です。

1日の流れ SCHEDULE

取材日:2024年7月