人と人との仕事、なので「あいさつ」を大切に

阿曾貴光 運行管理者 入社9年目(51歳)

約20年にわたり旅行業界で活躍。
旅行のコーディネートから自身での添乗、最後は自分でバスも動かせるようになりたいと大型二種免許を取得し観光バスのドライバーに。
40代で安定した環境への転職を考え、知人の紹介で大阪シティバスに入社。
3年の運転士業務を経て運行管理者へステップアップ。現在は鶴町営業所勤務。

現在の担当業務を教えてください

当社での運行管理業務は2種類の業務があり、一つは乗務員の手配、配車、勤務の作成等の管理業務、もう一つは全体を管理する管理業務です。私は全体管理の責任者として業務しています。
運行管理は各路線のバスが毎日ダイヤ通りに運行できるよう管理する業務。
バスの遅延、事故、故障等、対応は多岐にわたります。
大雨や大雪などの天候不良の時、バスの運行はもちろん、運転士が出勤できるかも細かく事前に確認します。バスを止めないように、必要であれば前日から泊まってもらうように運転士にお願いすることも必要なので。
鶴町営業所管轄の大正区は橋が多い街。荒天で橋が通行止めになった際の迂回ルートを確認。やむを得ず通過できないバス停が発生する場合には、担当者が朝一番に停留所を回って「迂回運行のお知らせ」を掲示します。
また事故が起きると運行が止まってしまうので、事故を起こさないように指導していくのも重要な業務です。運転技術だけではなく、色々な理由で事故は起こります。今後起こらないよう運転士の話をよく聞き、カウンセリングを行い、運転に集中できるような環境づくりを行います。
お客さまからの問合せに対応するのも我々の業務。ご意見やお困りごとなど、直接の声に触れるので、お客さまとの距離が近い業務でもあります。

運行管理者へのステップアップはどのように?

当社では運行管理者の中途採用は行っておらず、現在は社内公募でエントリーするキャリアステップになっています。
私が運行管理者になろうと思ったのは、当時の副所長からやってみないかと声を掛けてもらったのがきっかけでした。前職で取得した運行管理者資格は貸切旅客対象だったので、改めて社内の試験取得助成制度を使って取得することができました。
この制度を使うと3日間の基礎講習や試験も勤務時間内で受けることができ、費用も会社負担なので、とてもメリットの大きい制度だと思います。
故障やお客さまのお問い合わせなど幅広い対応が求められる運行管理業務を行うためには、もちろんバス機器、車体の構造・エンジンなどについての取り扱い、接客知識、運転士への指導など運転士の実務経験が必要です。ですので、運行管理者を目指すには、まずしっかりと運転士として実績を積むことが第一となります。

業務の中で大切にされていることは何ですか?

基本的な事ですが「挨拶とお礼」を大切にしています。
運行管理の業務では、トラブルに対応するケースが多々あります。実際、現場で対応してくれるのは運転士の皆さん。困った時には助けてもらわないといけないので、お願いするにも人間関係・コミュニケーションができていないとうまくいきません。
なので運転士を所内で見かけたら着飾る事なく「おはようございます、ありがとう、お疲れ様」などの挨拶は欠かさず行います。
運行中の運転士はメンタル面での疲労感が大きいので、安心して仕事をしてもらいたい。
「無事にかえってきてくれてありがとう」という気持ちでいつも接するように心がけています。

仕事でやりがいを感じるところは?

1日何も問題無く、無事故で全車が帰ってくることですね。
所長がニコニコと笑顔でいらっしゃる時や自分の業務に余裕がある時、
こういった時が運行管理業務が上手くいっているという指標になる。
慌てること無くどしっと構えておかないと、運転士の皆さんにも伝わります。有事の際に迅速に的確な指示と段取りが出来るようになる事が理想ですからね。
これからも毎日ゆとりをもってバスの帰りを受け入れられるよう、業務の精度を高めていきたいですね。

大阪シティバスへの入社を目指す方にメッセージをお願いします。

運行管理業務もそうですが真面目さ、謙虚さが大事な職場です。真面目に仕事をこなせば必ず成果がついてきますし、成果を認めてくれる会社です。大手グループのもと安心して長く働ける環境は整っていますので、あなたのチャレンジをお待ちしています。

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