お仕事紹介

給排水工事を通して、地域の豊かな生活を支える当社。私たちが行う業務の一例をご紹介します。

施工管理業務

見積もりの作成や、職人の手配、施工図の作成、工程管理、書類申請などを行います。新築の戸建て住宅・集合住宅の配管から、既存の集合住宅の改修工事、工場や学校をはじめとした大型施設の工事など幅広い物件の施工管理に携われます。工期については、下部の例にある戸建て住宅の場合、見積もり作成から引き渡しまでの期間は約6ヵ月間です。1ヵ月に7~10件ほどの現場を同時に管理するため、スケジュールを把握し、タイミング良く職人を手配することが重要です。

≪例:戸建て住宅の場合≫

[打ち合わせ・見積り作成]
お客様の依頼を受け、現場を確認し、打ち合わせを行うことから始まります。給排水設備と一口にいっても、市町村によって決められた仕様があるので、きちんと調べる必要があります。また、住宅の建て替えになれば、以前の給排水はどうなっているかを確認することも大事です。物件によっては、給水管の交換なども発生するため、それらを計算に入れながら見積書を作成します。

[施工開始]
施工が決まれば、今度は建物の打ち合わせを行います。配管経路を作成して、必要であれば「地盤を高さが足りない」といった問題点を指摘することも。お客様から確定図をいただいたら、市町村の仕様や確定図をもとに施工図を手書きで作成(※)し、手配した職人に渡して着工を開始します。その際に、市町村に申請手続きも行います。

[工程管理・仕上がりのチェック・引き渡し]
着香が始まれば工程管理や職人が手順書通りに作業しているかの確認、建物の中で配管作業を行う場合は大工業者と打ち合わせて日取りを調整します。職人の作業が完了したら、現場の仕上がりをチェック。水漏れはないか、器具の種類は合っているか、位置の間違いはないかといった項目を細かく確認して、不備があれば手直しを指示して完璧な状態に。問題なければ、市町村に竣工届を提出し、お客様へ引き渡して業務完了です。

※工場など大型の施設の場合はCADを使用します。

給排水設備工事

配管工事からリフォーム、水道のトラブルなど、幅広い作業に携われます。戸建て住宅から大型施設まで、さまざまな案件があり、多くの技術を身に付けられる面白さがあります。現場は奈良県や大阪府、京都府などにあり、1日の件数は1~3件程度です。下部では、その一例をご紹介します。

≪新築物件の給排水工事≫

新築物件の工事は、現場の進行に合わせて、何度かに分けて行います。作業は基本2名1組で作業するので、何かあっても先輩がすぐにカバーできます。

[基礎ができ上がる前]
鉄骨を組まれた後に現場に入り、排管が通る部分にスリーブ管を設置して場所を確保します。また同時に、外回りにトイレやキッチンなどの排水に使用する汚水桝を設置して基礎の中に入れておきます。ほかにも外部に雨水を側溝に流す雨どいを設置するため、ショベルカーで穴を掘りパイプを通しておきます。

[基礎ができ上がった後]
住宅の床下に配管工事を行います。パイプを接着材かパッキンでつないでいき、家の棟が上がる前までにおおよその位置まで組みます。

[床張りが完了した後]
施工図通りの位置にドリルを使用して穴をあけ、床下から穴の場所までパイプを通します。パイプを通した後は、穴にできた隙間を埋めるコーキング処理を行います。

[クロス貼り完了後]
洗面台やトイレなどの器具を運び、パイプに取り付けます。取り付けが完了したら、加圧ポンプを使用して水漏れがないかをテストし、その後は実際に水を流して排水の確認や床下からの水漏れの確認をします。大丈夫であれば、業務終了です。ここまでにかかる期間は、2ヵ月間~6ヵ月間ほどです。

≪給水管の引き込み工事≫

アスファルトに埋まっている水道管の本管を掘り出して、専用器具を取り付けて上部に穴をあけ、枝分かれさせる細い管を設置します。掘り出したアスファルトは専門業者が復旧させるため、作業終了後は、現場を仮復旧して終わりです。規模によって3~8名の作業員で取り組みます。

≪給排水設備のトラブル≫

[水漏れの場合]
水漏れの原因はパッキンの劣化かパイプの破損のいずれかのため、パッキン・パイプの入れ替えで解決します。目視できない場所に水漏れがある場合は、各所に設けられたバルブを閉め、場所を特定します。屋内だった場合は、水かお湯かも確かめていきます。土間の中にあるパイプの場合は、土間を割って交換します。

[つまりの場合]
トイレの汚水管などのつまりは、異物が引っかかっている場合が大半です。高圧ジェットを使用し、パイプに勢いよく水を流して取り除きます。洗面台はトラップと呼ばれる排水管が曲がっている部分のナットをゆるめてはずし、中にある異物を取り出します。