スタッフインタビュー詳細

これまで療養型の病院で介護福祉士として働いていました。しかし、幼いころから看護師にあこがれており、あるときにこれが最後のチャンスだと看護師の学校に通って准看護師の資格を取得したのです。そこから就職活動を始め、介護福祉士のスキルも活かせそうな介護医療院である当病院を選びました。介護職としての経験は豊富にあっても看護師としては新人。最初は脈拍もうまく測れませんでした。ですが、親切な先輩たちが同じ質問をしても笑顔で答えてくれたことで何も心配することなく成長できています。初めて点滴を打ったときに、みんなが応援してくれたのがうれしかったですね。職場の仲間にめぐまれているなと思います。大変でしたけど、辞めようと思ったことは一度もないです。

利用者様は最期のときに向かってゆるやかに身体レベルが下がっていくものですが、経管栄養だった方が経口摂取に戻った例が入職後から2件もあり、再びごはんを食べられるようになるにつれ、お二人とも表情がニコニコと明るくなるのが印象的でした。笑顔を取り戻せたのは、ST（言語聴覚士）の努力と利用者様のリハビリへの意思が合わさったからだと考えています。しかし、「実はこうしたい」という意思は、ときにご自身の心の中でしまわれてしまうこともあるので、それを引き出すのが私たちの役目です。普段から利用者様に寄り添い、本当の想いを引き出せるように心がけています。利用者様の想いを各専門家に連携してチームで良い方向に導くことができれば、これ以上にうれしいことはありません。コミュニケーションが取りづらい方であってもしっかりとお気持ちをくみ取り、生活の質をあげられるケアを実践できるように、これからも知識・スキルを磨いていきます。