前職を離れてから数ヶ月ほどのブランクを挟み、大阪営業所の経理としてパート勤務を開始しました。約10年にわたり営業事務に携わっていたとはいえ、経理業務はこれが初体験。前任者からの引き継ぎ期間が明けてからは、問い合わせの電話などで聞き慣れない業界用語にふれる場面が一気に増え、緊張の連続だったことを覚えています。しかし、わからないことがあれば、そのたびに外出先の営業スタッフに相談。ようやく1年間の流れを体感し、少しずつではありますが、業務や会社の事業そのものへの理解が進んできたところです。
営業所や支店での経理は、オートフロアを利用される運送会社、ディーラーなどを対象とした会計処理、経費精算などが中心。お金のやりとりのなかでも目立つのが、本社工場が製造するメンテナンス用部品の受注で、注文の受付から本社への連携、請求書や領収書の発行までの流れを一貫して任されています。物流関係に限っていえば、大阪支店は西日本全体に数百社の得意先を持つので、ときには電話口で方言に苦戦することも。それでも、専門性の高い商品知識を身につけるうえで、お客様から実地で教わった部分は少なくないと思います。
当社での経理の仕事には、個人の裁量でその手順を工夫できるやりがいがあります。私の場合、営業所の経費を入力するときは入力業務のみ、領収書の発行・送付に関する業務はまとめてといったように、ひとつの仕事を集中して処理することを意識。一方では、発送する部品の個数などに不明点があるときは、すぐにお客様に確認する習慣をつけています。お手数をかけることにはなりますが、それも数字のミスを防ぐため。気さくなお客様に恵まれているおかげで、慎重を期することができるのは、経験の浅い私にとってありがたい限りです。
本来であれば、フルタイムの勤務であったところを短時間勤務に変更してくれたり、現場で忙しいときも親切にこちらの質問に答えてくれる営業スタッフがいたりと、私はこれまでたくさんのサポートに救われてきました。その好意に応えられるように、今後はいっそうナカオ工業の扱う製品や経理についての知識を増やし、業務を円滑に進められるようになりたいと思います。月々の数字が揃うのは、やはり率直にうれしいこと。正確な事務処理に加えて、お客様対応もより円滑なものにすることで、信頼の置ける経理を目指したいです。
結婚を機に以前の職場を退職し、一度は家事に専念。仕事復帰の場に選んだのが、ナカオ工業だった。経理業務にも慣れてきたいまでは、短時間勤務でオンとオフを両立。長期休暇に夫婦で旅行に出かけるのが楽しみだそう。