NUMBER11

製造から設計へキャリアチェンジ。現場を知っているからこその配慮を図面に込めたい。

横矢 和貴
設計部/課長 本社 横矢 和貴 2003年入社
Kazuki Yokoya

新たに歩むことになった設計の道。実務を通してスキルを吸収しました。

入社から10年ほど製造部に勤務し、機械加工をはじめ多様な業務に携わってきました。前任者の退職に伴って現在の設計部に籍を移したのは、約5年前のことです。製図にはCADを用いますが、異動した直後はまったく未経験の状態。「自分にできるかな」という不安と、「やってみるか」という意気込みが入り混じった心境でした。そこからは上司に指導を仰ぎ、実際にソフトを動かしながら操作を習得することに。図面自体に関しても、当時は担当工程のものしか見たことがなかったので、その読み解き方も同時に学んでいきました。

インタビュー

製造部で培ってきた知識や感覚が、設計業務にも活かされています。

私たちが手がけるのは、オートフロアに代表される自社製品の設計です。いずれの製品も取り付ける車体によって仕様が変わるだけに、設計の工程も案件単位で発生。歯車、ボルトなどの部品図から、製品全体が描かれた組立図まで、大小さまざまな図面を作成します。製造部に所属していたぶん、部品の形状や用途について想像がつくのは、正確な図面を作るうえで好都合。設計の一方では、製品の材料である鉄の調達業務も任されていますが、その際に溶接による縮みを見越した発注ができるのも、現場知識があってのことだと思います。

インタビュー

より使いやすい図面を作るために、現場とのやりとりは惜しみません。

デスクワークに変わってそれなりの時間が経ち、座り仕事にもずいぶん慣れましたが、いまでも工場には頻繁に足を運ぶようにしています。というのも設計に際して、実作業にあたる製造部のスタッフの声が聞きたいから。部品の長短を細かく調整したり、材料を選定したりと、互いに知恵をしぼりながら図面をブラッシュアップします。製造側の視点を取り入れた設計がなされていれば、生産工程もおのずと順調に進むもの。反対に少しの誤りが後工程にも確実に響くので、確認作業は決して怠らずに、気配りのある設計を心がけたいですね。

インタビュー

試行錯誤が前提の仕事をやり抜いた先に、大きな成果が生まれます。

当社が取り扱う製品は、そのすべてが受注生産です。「ああでもない、こうでもない」と意見をぶつけあえるのも、決まりきった流れがないからこそ。周囲の考えに接するうちに自分自身の視野が広がっていきますし、みんなで苦労をともにした製品が完成したとき、そしてお客様に喜んでいただけたときには大きな満足感が得られるはずです。そんな良好な協力関係の出発点を担う私の課題は、CADの応用的な技術の習得。スマートフォンのように、どれだけの機能にふれたかがすべてだと思うので、コツコツ経験を積み上げていきたいです。

インタビュー
横矢 和貴
設計部/課長 横矢 和貴Kazuki Yokoya 本社/2003年入社

父が営む保険代理店に営業として勤務したのち、ナカオ工業に転職。それまでは縁遠かった製造現場でゼロから工作技術を身につけ、設計部へと異動した。プライベートでは、幼い娘と過ごす時間を大切にしている。

横矢 和貴さんのある日の一日

AM

8:00
出勤
8:20
朝礼
8:30
オートフロアの設計
10:00
休憩
10:10
オートフロアの設計

PM

12:00
休憩
12:40
資材調達
15:00
休憩
15:10
資材調達
17:00
退勤
取材:2019年12月

RECRUIT

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