6階建てで30戸ある築40年ほどの分譲マンションが私の担当です。
主な仕事はマンション内の清掃で、業務の割合は、清掃が約8割・事務作業が約2割となります。
掃除機・モップ・雑巾を使用した共用部分(廊下・階段・エントランス・ゴミ置き場など)や、マンションに面した道路などの清掃業務と、会社から届くメールに応じた対応や報告などの事務業務を一人で担当しています。
私は平日8時半から12時の3時間半勤務で火曜と土日祝はお休み。
早出や残業もありません。
午前中で仕事が終わるので、子供が学校から帰宅する時間には家にいられることが助かります。
久しぶりの仕事復帰で育児や家事との両立を望んでいたので、希望する勤務スタイルが実現できて嬉しいです。
未経験者が活躍できるライフサポーター(LS)の仕事
入社後、本社で実施される1週間の研修では分譲マンションの運営の仕組みについて教えて頂きました。
私生活で分譲マンションに住んだことが無いので、入社するまで管理員の仕事について全く分かっていませんでした。
初めて学ぶことばかりでしたが、私のように未経験から始める人にもわかりやすく、とても勉強になりました。
独り立ち後も、年2回の管理員の研修会への参加や、業務に関するお知らせや注意事項の共有など本社からサポートしていただけるので、継続してブラッシュアップできる環境です。
1週間の研修が終わって、現場に配属後数カ月は担当のインストラクターさんが定期的に巡回してくれます。
やはり最初は「何かあった時、どうすればいいの?!」と不安に感じていましたが、会社から携帯電話が支給され、いつでも連絡が可能なので安心感があります。
一度聞いたことでも、何度でも教えてくれる環境なので一人で抱え込んで悩む事はありません。
トラブルの経験はありませんが、どちらかというと私自身が気になって、隣家に飛び出した木や天井に出来たシミ跡の写真を送って確認してもらったり・・といった細かい事にもすぐに対応いただけます。
1人現場で不安に感じるかもしれませんが、良いところもあります。
自分で考えて、自身のペースで仕事ができる。
どうしてもその日の勤務時間内に、業務が間に合わないと思えば翌日やればいい。
特別なことをする必要はなくて、毎日バランスを取りながらマンションの美観を保つことに取り組むことが大切です。
仕事の大半を占めるのは清掃やマンションの美観を保つ業務ですが、毎日が同じ作業の繰り返しではありません。
例えば、敷地内にある植栽。
年に一度、業者の方に剪定していただいていますが、植栽への毎日の水やりはもちろん、成長がとても速く、枝が伸びて駐車場の車に当たってしまいそうな時や邪魔になる部分はカットします。
春になると桜の花びら、秋になると落ち葉を拾い集めて・・と、1日のほとんどがその作業で終わってしまうこともあります。
山が近く自然に囲まれた環境という事もあって虫が出ることもあり、苦手な人には抵抗があるかもしれませんが、クワガタ・カブトムシを見つけた時に子供に持って帰って見せると喜んでもらえます。
景色が良く見える場所なので、動物の鳴き声や気持ちの良い風を感じたりと、仕事の合間にホッと息抜きもできる環境で業務を行っています。
キレイにすればするほど、私が担当するマンションが自分の家のように愛着が湧いています。
「もっとキレイにしたい!」という思いこそが、私のやりがいなのかもしれません。
清掃だけの仕事という関わりでは無く、管理員として居住者様と挨拶を交わすことや、お気遣いや感謝の言葉をいただいたりといった触れ合いの楽しさも実感しています。
このマンションの管理員を私一人に任せて頂いているという責任があります。
自分のペースで管理しているからこそ、少し怠けてしまうと雑草が生えてきてしまったりという事もあるので、細かい事にも気を掛けて、会社から指示されなくても自主的に仕事を見つけてコツコツと毎日積み重ねることが大切です。
これからも居住者様に快適なお住まいのお手伝いができるように、ライフサポーターの仕事を続けていきたいですね。