スタッフインタビュー詳細

理学療法士として初めての職場。入職から約1年が経ち、感じる学校と現場の差について。

大藤 孝洋
理学療法士
2018年入社
医療事務の仕事から、専門学校に通いなおして理学療法士へ。

私は宮城会に入職して4年が経ちました。
大学を卒業後、こことは別の医療機関で医療事務として働いていましたが、そちらを辞めて、専門学校に通って理学療法士の資格を取得したので、私にとって宮城会は、理学療法士として最初の職場でもあります。
理学療法士を志したきっかけですが、私はもともとスポーツが好きで、この仕事に就く前から趣味でマラソンをしていました。怪我などで理学療法士にお世話になることもあり、リハビリを受ける側の目線で、どのような処置で体の機能や手足の可動域が回復するのか、それまでわからなかった自分自身の体の仕組みについて興味が湧き、仕事としての面白さも徐々に感じるようになりました。また、兄が理学療法士として働いていることも大きかったと思います。資格取得や仕事内容について聞くことができたので、不安なくチャレンジすることができました。

現在は通所リハビリでの理学療法を中心に従事していますが、入職当初は、利用者様のお名前をなかなか覚えられない、また利用者様それぞれに合ったコミュニケーションの取り方ができないなど苦労もありましたが、2年が経ち、利用者様の抱えている問題についてもひと通り頭に入ってきました。宮城会の理学療法士として職場環境に慣れてきたところでもあるので、今後は技術の面でも利用者様の支えになっていければと思っています。

職場の雰囲気にも慣れ、本格的に手技のレベルアップを目指していきたい!

職場内には私を含めて3名の理学療法士が在籍しています。現在、一番年長の先輩に始業の30分ほど前に出勤してもらって手技を教わっています。その方は関節運動学的アプローチ(AKA)という関節アプローチの手技に長けている先輩で、自分も早期に習得して、利用者様のケアに取り入れていきたいと考えています。
リハビリはどうしても痛みを伴うので、利用者様によって取り組み方が様々です。早く痛みを取り除きたいと思う方もいれば、本当に一歩ずつ、階段を上がるように無理なく回復を図る方もいらっしゃいます。特にリハビリにあまり積極的ではない利用者様に対して、緩和ケアのひとつでもあるAKAは非常に有効です。

宮城会の通所リハビリは、朝の9時過ぎくらいから利用者様がいらっしゃいます。順番にバイタルチェックをおこない、続いてリハビリ室で体調に合わせたケアをしていきます。主に設備や器具を使って10分ほど手足を動かしてもらって、その後はそれぞれの疾患の度合いに沿って平行棒を使っての歩行や電気刺激による物理療法など、さまざまなアプローチでリハビリを続けていきます。
私は宮城会が最初の職場なので、他のクリニックや施設との比較はできませんが、先輩の指導もとても丁寧ですし、こちらの悩みや相談にも真剣に耳を傾けてくれるので、新しく入ってこられる方にとっても快適な環境が整っていると思います。
理学療法士は、自分が満足できるレベルに達するまで時間がかかる仕事です。壁にぶつかったこと、仕事を続ける中で感じていること、何でも相談してください。私も上司や先輩、そして利用者様のあたたかいお声や笑顔に助けられながら働いています。お互いに支えあいながら、ひとりでも多くの利用者様の力になっていきましょう!

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