スタッフインタビュー

私は高校を卒業後、看護助手として入職しました。高校には看護や医療の学科がなかったのですが、どうしても胸に秘めていた病院で働くことへの憧れを実現したくて、明治橋病院に飛び込みました。医療ドラマを見たり、まわりに看護師の方が多くいたり、そうした環境もこの世界への想いを深めるきっかけになりました。ただ何もかも未経験だったので、入職当初は驚きと戸惑いの連続でした。おむつの交換も理屈ではわかっていましたが、実際にやってみると想像していた以上のことばかりで、現実は甘くないなと思い知らされました。
それでも、私は働きはじめてから今まで辞めたいと思ったことがありません。チャーミングな患者様ばかりで、たくさんお喋りしてくださいますし、上司や先輩方も優しく、そして時には厳しく指導してくださるので、そうしたあたたかい人間関係にはいつも支えられています。頑張った分だけ患者様の「ありがとう」が聞けますし、その言葉で不思議と力も湧いてきます。どんなに大変でも感謝を受け取れる働き方が自分の理想の看護なので、おむつを替えたり、入浴のお手伝いをしたり、お食事のお手伝いをしたりするなかで、その部分は揺るぎなく、これからも続けていこうと思っています。

私は薬剤師として今年、明治橋病院に入職しました。中学生ぐらいの頃にはすでに漠然とですが医療の道に進みたいと思っていて、中学・高校が大学付属の学校だったこともあり、学部や病院でさまざまな職種を見学する機会があるなかで、徐々に薬学への興味を強めていきました。薬剤師は、資格を取得するまでの勉強がとにかく大変です。私もイメージしていたものとは程遠い、朝から夕方まで勉強漬けの大学生活を送り、今年ようやく仕事に就いたので、今はあせらず着実に頑張っていこうという気持ちです。入職してすぐは調剤ミスを監査で発見してもらうこともしばしばありましたが、上司や先輩も優しい方ばかりで、その都度丁寧にアドバイスを添えてくれたおかげで少しずつミスも減っていきました。今でも迷ったときや困ったときはすぐに相談ができますし、携わっている業務のアドバイスもその場でもらえるので、頭と体とで連動して仕事を覚えていけるのはとても助かっています。一人ひとりの個性やそのときの状況を考慮しながら仕事の教え方を変えてくれるので、新卒・キャリアに関係なく、スムーズに仕事に入りやすい職場だと思います。

私は四年制大学の社会福祉学科を卒業し、新卒で明治橋病院に入職しました。福祉を目指したのは、自分の生活環境に高齢の方が多く、何気ないことを楽しくお話をしていたことがきっかけです。当初は漠然と病院で働きたいという想いでしたが、業界を知るに連れ、患者様ひとりに対して深く関わっていきたいという気持ちが大きくなり、ソーシャルワーカーを志すようになりました。私が就職活動をしていた当時は、まだソーシャルワーカーという言葉もめずらしかったのですが、求人が乏しいなかで、地元からも近く、福利厚生もしっかりしているこちらで募集が出ていたのは有り難かったです。
ソーシャルワーカーの仕事は、病気や怪我をきっかけに困られていることのお話をおうかがいするところから始まります。これまで通りの生活が難しくなってきたというお話から、それにともなう入院の相談、医療費・入院費などのお金やご家族様の意向のおうかがい、介護保険が利用できるかなど、患者様だけでなくご家族様のお気持ちを医療機関や保険を利用することでどれだけケアできるかについて包括的に携わっていきます。患者様とご家族様の間で想いに相違があるときや、身寄りがない方をどう支援していくかなどの難しい局面もありますが、それでも私がこの仕事を続けてこられたのは、大変な反面、患者様やご家族様からの感謝を直接受け取ることができるからです。明治橋病院が職種や専門は違っても、他の病棟や部署とのコミュニケーションのなかでお互いを理解しあえる病院であることも支えになっています。病院と介護施設が独立していると、それだけでその間を取り持つ作業がとても困難になり、結果として最も大切な患者様にご負担を掛けてしまうことも出てきます。その点で明治橋病院は、カンファレンスという形で連携する職種同士でミーティングをおこなう機会があり、医療と介護・福祉のあいだで助け合うことができるので助かっています。