高校時代の部活は園芸部で、肥料袋を見る機会がよくありました。その時に、袋のデザインや絵柄のカッコよさに魅せられ、肥料袋に興味を持つようになったのです。この想いを持って就職活動をしていたところ、学校に来た求人票の中に『日本マタイ 兵庫工場』の求人を見つけました。求人票には肥料袋を製造している会社ということが載っており、「どんな会社だろう」と思って、先生に工場見学の機会をつくってもらったのです。工場見学で現場を見た瞬間、「ここだ」とビビッときました。理由は、工業高校に通っていて機械操作が好きだったことと、学校では見たことがない機械がたくさんあり、「動かしてみたい」という想いが湧いてきたからです。本来は3交替の勤務なのですが、入社から2ヵ月間くらいは日勤のみで、先輩に付いてもらってマンツーマンで仕事を教えてもらいました。いろいろな先輩が付いてくださったので、様々な仕事の進め方や機械の動かし方を知ることができ、その中から自分に合うやり方を抜粋するカタチで仕事を覚えていきました。現在は、樹脂成形、カラー印刷、一般印刷を担当しています。ある程度できるようになってきたものの、やはり難しいと感じるところがたくさんあり、そういった時は先輩に相談しています。快くアドバイスをしてくれる先輩ばかりですから心細さはないですね。
職場の雰囲気も仕事も、好きです。
仕事をする上で心がけていることは、誰が見ても「あれ?」と違和感を抱かない袋をつくることです。そのためには、品質の高い製品を安定的につくる必要があり、印刷の工程では使用するインキの粘度を一定に保つため、常に粘度のチェックをしなければなりません。この粘度のチェックと並行して製品の検品や計測も行いますので、あちこちに目を配りながら仕事をしています。緊張感と集中力が必要だと感じています。私の強み?自分では特に思い当たりません。ただ、先輩からは「分からないことがあれば、その場で聞いて覚えようとする向上心がある」といってもらったことがあり、これが強みなのかもしれません。反対に弱点は、すぐにあせってしまうところ。冷静かつ慎重な行動が求められる仕事なのですが、トラブルなど突発的な出来事が発生すると、ついあせってしまいます。これは克服していかなければならない自身の課題だと思っています。やりがいを感じる時は、自分たちがつくった袋を会社の外で見かけた時。工場の周りには畑が多く、通勤時に私たちがつくった肥料袋が置いてある光景をよく目にします。実際に使われている場面を見ると、人の役に立っていることを実感できるのです。見るたびに少しテンションが上がっています。
今後の目標は、先輩たちのようにテキパキと動け、トラブルにも素早く対処できるようになることです。まだまだできていないことがたくさんありますので、それを一つ一つクリアしていきたいですね。当面の目標は不良品を出さないことです。常に気を張っていなければならない仕事だから、大変だと思われるかもしれませんね。たしかに大変なところもあります。ただ、居心地はいいです。理由は、入社した当時、右も左も分からない私にも、先輩たちが気さくに話しかけてくれるなど“話ができる職場”だったから。自分からも話しかけやすく、すぐ職場に馴染むことができました。また、チームで進めていく仕事ということもあり、スタッフ間の人間関係は良好です。安心して楽しく仕事をしています。3交替の生活リズムにはすぐに慣れましたし、4日に1日はお休みで、有給休暇も取りやすいため、きちんと休めています。好きな旅行にもよく行けていますので、プライベートの充実を感じています。「この会社に入って本当によかった」これが私の正直な気持ち。ですので、これから入ってこられる方にも、私と同じように「入ってよかったと」思っていただけるよう、しっかりサポートをしていきたいです。
製造機械オペレーター
2020年入社