もともと不動産仲介業者で賃貸物件の営業をしていましたが、賃貸以外の分野も経験したいとの思いから転職を決めました。エルスイッチを選んだのは、仕入れからリノベーション、買い手・借り手を付けるところまで多岐にわたって携われて、勉強になると思ったからです。
実際に入社してみて、大きな金額が動く仕事でも私の裁量で指揮できるところにやりがいを感じています。15部屋あるマンションを仕入れ、全室リノベーションしたときは総工費5000万円にのぼりましたが、すべて私の判断にまかせてもらえて、責任を感じるとともに大きな充実感を覚えました。同じ不動産業界でも、前職ではできなかった経験をさせてもらえています。
購入した物件をリノベーションする際、図面作成は設計士に依頼しますが、間取り、クロス・フローリングのカラー、設備の配置、植栽などは私たちが決めます。自分でリノベーションした物件がお客様に選ばれるうれしさは、エルスイッチならではの魅力です。外部のデザイナーに依頼しないことで、工事金額が下がるというメリットもあります。多くのお客様にお選びいただける物件にするには、トレンドをつかむことも大切。資料をチェックしたり、人気の物件を見に行ったりと、絶えず情報収集をしています。たとえば2DKの物件なら、今主流の1LDに改築することが多いです。建築の知識も求められる仕事ですが、私は入社するまで建築に携わった経験がなく、先輩や工事業者の方に教えていただきながら勉強してきました。エルスイッチに入社したことで、住宅についての知識が格段に増えたと思います。
1973年に建てられた全15室のマンション。築年数が古いためキレイとは言えず、オートロックなどの設備も不十分でした。
総工費5000万円をかけて大改造。オートロックを設置するために、階段を解体して新しく設置しました。内装は新築同然の美しさに。3口コンロや室内洗濯機置場など人気の設備も導入しています。
リノベーションによって売値・賃料が上がると、お客様に選んでいただきにくくなるケースがあります。工事の度合いと価格設定のバランスは難しいです。
スピード命です。仕事を速く処理するために大事なのは、ひとりで悩んでいないで誰かに相談すること。社長にも毎日のように電話で相談しています。
頑張ってきたことが、はっきり数字に出るところ。リノベーションに携わった物件が売れて、売上や収益率といった数字につながるとよろこびを感じます。
T.S
賃貸物件の仲介業者からエルスイッチに転職。入社当初は建築に携わった経験がなかったが、現在では宅地建物取引士を取得し、難易度の高いリノベーション工事も担当できるまでに成長した。自宅にもこだわりがあり、プライベートでもリフォームをしている。
取材日:2021年4月