以前は夜の祇園で働いていて、子どもが小学校に上がるタイミングで昼の仕事に就こうと転職活動をはじめました。ちょうど祇園で当社が運営する酒のコンビニ「リカーバーン」の求人募集があり、土地勘がありますし配達先のお店にもなじみがあったので応募しました。2年ほど務めた後、デイリーヤマザキ京阪三条店のオープニングに参加。その後、京都伏見稲荷大社前店へ移り店長を務めています。コンビニは何もかも初めてで、最初は戸惑うばかり。接客やレジ打ちはイメージできましたが、店長として店舗を管理・運営していくのは難しくプレッシャーもありました。特に人に任せることが苦手で、たくさん失敗もしましたね。スタッフとの信頼関係が育ちお互いがスキルアップしたことで、少しずつ任せられるようになりました。社長の指導と現場のスタッフ皆さんの支えがなければ、ここまで来られなかったと思います。
経験はなくて大丈夫。京家で働くことで視野が広がります。
当店の利用は、伏見稲荷観光のお客様が大半を占めます。テーマパークの入口にあるような店舗なので、期待に胸を膨らませている皆さんの楽しい旅をお手伝いするのが私たちの役割であり、やりがいにつながります。外国のお客様は言葉が通じなかったり、街のコンビニなら考えられないような対応を求められたりすることも。以前、バスにパスポートを落としたから探してくれと切羽詰まったお客様が来店されました。バスセンターへ問い合わせると見つかり、台湾の方だったのですが数カ月後に「あのときパスポートを見つけてくれて助かった」とあいさつに来てくれたんです。なかなかできる経験ではないと思います。何気なく立ち寄ったコンビニでの接客がいい思い出の一つになったらうれしいので、親切に対応することはいつもスタッフに伝えています。
当社の社長がよく口にするのが、Win-Winという言葉です。私の立場であれば、いい状態で接客できるようにスタッフ一人ひとりの表情に気を配り、みんなが気分良く一所懸命に仕事をした結果、お客様が気分良くお店をあとにしてくれたら、それがWin-Win。結局は自分の言動すべてが自分に返ってくると思います。皆さんに押し上げてもらっていま店長を務めていますが、今後は後進のためにも次のステップがあればチャレンジしたいです。また個人的には、社長に楽をさせたいという思いがあります。感染症でとても大変な時期がありようやく観光客が戻ってきた今、しんどかった分、楽していただきたいです。新しく入られる方は、分からないことがあれば何でも聞いてください。いろいろな国からお客様が来られるのでさまざまな文化に触れて視野を広げられますし、語学の勉強もできます。前向きにお仕事をして、ともにレベルアップしていきましょう!
2015年入社