私は以前から青果の仕事に就いていました。百貨店で質の良い商品を扱いたいと常々考えていた頃に出会ったのが、京美の社長です。フランクで愛情深い人柄にとても魅力を感じ、一号店であるタベルト店で働くことに。仕入れから陳列、売り場のレイアウトや値入まですべてを自ら行う立場は責任重大である一方、工夫次第でダイレクトに反響を得られる腕の見せどころです。例えば、地域によって売れる青果は異なりますし、同じ青果でも産地ごとに特長が違います。マーケティングや研究を重ね遠方の市場まで足を運び、時期に合わせて仕入れを変えるなど満足度の高い店舗づくりを進めるうちに、徐々にお客様から「今までで一番美味しい!」「よく日持ちするわ」と喜ばれ、売上は当初の2倍にアップ。店舗の認知度も高まり、たくさんのリピーターの方にご愛顧いただけるようになりました。ここなら本当に美味しい青果がいつでも揃う…そんな本物志向の、末永く信頼できる店舗として、今後もお客様に接していきたいですね。
品質の良さにこだわり、深く長く愛される店舗へと成長。
まだまだ頑張り続けたい。そう思える仕事に就けて幸せです。
2008年入社
京美で働き始めてから、早いもので10年以上が経ちました。当時専業主婦だった私は、青果店での仕事も接客業もまったく未経験。不安を抱えながらのスタートでしたが、いざ働き始めると店長やスタッフがみんな親身になって指導してくださり、緊張はすぐにほぐれました。「失敗しても成長につながるから」「深く考えすぎなくてもいいんだよ」との言葉に勇気づけられ、物おじせずに商品知識を学んでいこうとどんどん意欲が湧いてきたのを覚えています。現在は青果のカットや袋詰めなど、加工をおもに担当。食品ですので衛生面の管理を徹底するのはもちろんのこと、より美味しく召し上がっていただくために、青果それぞれの特色を最も生かせる見た目や食感となるような加工を施しています。時間を忘れてしまうくらい集中でき、毎日充実感でいっぱいです。また、作業しながら「食べてみたいな」と思ったら退勤時に買うこともしょっちゅう(笑)。自分の舌で味わうことで勉強になりますし、お客様にも「これ、ほんまに美味しいんですよ!」と実感をこめておすすめできますからね。
コミュニケーションがあれば、青果はもっと美味しくなるんです。
2013年入社
ナスやキュウリといったおなじみの青果から比較的珍しい京野菜まで豊富に揃えている京美タベルト店では、お客様との会話を大切にしています。味や保存方法、おすすめの食べ方などを聞かれた時には、いつも笑顔で誠実に対応。例えば季節外れだとか、日持ちがしないとかマイナスの情報であっても、正しい知識をお伝えしています。旬の時期やベストな調理方法などを知っていれば、食べ慣れている食材もより美味しくなりますし、食べたことのない野菜や果物を試すきっかけにもなりますよね。そんなふうに、もっと青果に親しんでいただくことが私たちのやりがいです。また、京都の市街地・四条にある当店は周囲に飲食店が多く、一般のお客様だけでなくレストランや料理店で働く方々もよくいらっしゃいます。私たちが料理に詳しいお客様から情報を教わり、他のお客様にも広める…という、コミュニケーションの循環が生まれていくのも新鮮です。私自身も自宅でシソのジュースを作ったり、今まで縁のなかった野菜を使い始めたり、これまで以上に青果を楽しめるようになりましたよ。
2004年入社